展示室が分かれており、彫刻や絵画が展示されている。
所々に日本語で解説されたシートがあるのが嬉しい。
これを見ながら進めば多少は知識もついてじっくり鑑賞できる。
2番目の写真は「ベルボナ・ビスコンティの霊廟」です。
優れた彫刻家「ボニーノ・ダ・カンピョーネ」の作品で、
騎馬像はすべて彼の制作で、その他の部分は彼とその工房に
よって1385年までにかけて完成された。
意図して荘厳な優雅さとともに神秘さを与えた作品であるようだ。
3番目の写真は、「ポルタ・ロマーナ門の帯状造形装飾」である。
これは、赤髭フレードリヒ皇帝が1160年に軍隊による包囲をして
ミラノに侵入し、住民が亡命を余儀なくされたが、1167年に
その住民が町に戻ることができた。これを機に町の再建が
始まり、新たな町の構造を考えさせた。この出来事が
石碑のうえに絵で表現され壁に塗りこまれた。
一番下の写真は、「ミラノのゴンファローネ」と呼ばれる
1500年代のミラノの都市国家の旗である。
1566年9月8日、ミラノのドゥオモ寺院の献堂記念日に初公開された。
旗にはローマ皇帝に敬意を捧げた凱旋門や司教の杖と鞭を持った
ミラノの守護聖人アンブロージュを讃え、その下に2人の兵士が
倒れている。
当時ミラノの刺繍職人の工房はヨーロッパ全土に知れ渡っていた。