群発頭痛と頭痛薬

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●群発頭痛と頭痛薬

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こんにちは。頭痛コンサルタントの山崎です。

私は昔、映画館は絶対にダメでした。

観ている途中から段々と頭痛が始まり、そのうち激痛。

ストーリーなんかわかるはずもなく、後半は目をつぶったまま。

こんな経験のある方、たくさんいるのではないでしょうか。


映画館がダメならと、レンタルしてきて家で観ようと。

部屋を暗くして映画館気分を味わおうとしたら、これもまたダメ。

頭痛の予感がしてきたので、すぐに電気を点けて途中退席。


手ぶれ全快のホームビデオなんかは、一発で頭痛になっていたものです。

実際どうしようもなかった・・・


でも、今は大丈夫です。

実はちょっと前に、女房と「アバター」を観てきました。

３Ｄです。

感動でした。

「３Ｄなんか観たら、昔の自分だったら１０秒で死んでただろうな。」

そう思いながら映画館を満喫してきました（楽）。


皆さんが苦しんでいる時に自分だけすみません。


でもこのブログは、

「私も早く映画館で映画を観たいーっ！」

というあなたのために存在します。

一緒にがんばっていきましょう。



・～・～・～・



さて、今回のテーマは「群発頭痛と頭痛薬」です。

まずは、群発頭痛の痛みの仕組みからですね。


医学的には、片頭痛と同じように血管が拡張して痛みを発症するとされています。

昔は、片頭痛と群発頭痛は同じ分類でしたから。

詳しいことは、前々回の「片頭痛と頭痛薬」をご参照下さい。


よって、「片頭痛と頭痛薬」の回でも説明した
トリプタン系（イミグラン・ゾーミッグ・レルパックス・マクサルト・アマージ等）
が効くとされています。

が、

「あまりの激痛で、じっとしていられない」
「頭をおさえて、転げ回るほどの激痛」

の群発頭痛は、片頭痛時の頓服薬ではなかなか効かないようです。

それではどうしましょう・・・



はい、ここで登場するのがイミグランの“点鼻液”と“注射”です。

“点鼻液”とは読んで字の如く、鼻からイミグラン液を注入するタイプですね。

片頭痛で嘔吐の症状を持つタイプの方は、薬を飲むことが出来なかったりするため
この“点鼻液”で対処される方もいらっしゃいます。

また“注射”とは、頭痛患者が自分でうてるイミグラン自己注射キットのことです。

もちろん両方とも処方が必要です。


実は、この“イミグラン点鼻液注入タイプ”と“イミグラン自己注射キット”について

「実際はどうなの？」
「使った感じは？」
「誰でも簡単に出来るの？」

のような質問を結構されたりするのですが・・・

残念、私は両方とも経験がありません。

申し訳ございません。

でも愛用者の方にお話を聞くと、これがなかなか良いとのことです。

先にも記しましたが“イミグラン点鼻液注入タイプ”は、
実際に片頭痛持ちで嘔吐に悩まされている方も愛用しています。

せっかく服用した頭痛薬を吐いていては意味がありませんから。


“イミグラン自己注射キット”の方も、
キチンと説明を受ければ決して難しいものではございません。

ていうか、どんなに難しくても
あの激痛を取り除くためなら必死になりますよね。

もちろん両方とも、頓服よりも効果絶大だそうです。


・～・～・～・


「でも、点鼻液注入はまだしも注射はちょっと・・・」という方。

実は、点鼻液や注射の他に“酸素吸入”という方法も効果的です。

しかし、この場合の“酸素”は、薬局などで売っているような
酸素ボンベでは、濃度が低くあまり効果がみられません。

中には「やらないよりは、やった方が和らぐ」という方も
もちろんいらっしゃいますが。

やはり病院で吸う純酸素の方が効果的です。

毎分７リットル以上の純酸素を２０分ほど吸うと、
かなり楽になるようですよ。


その他に“予防薬”というものもありますので、お医者さんに相談して
自分に合ったものを選ぶようにしてみましょう。

とくに群発頭痛の場合は、一年の間で期間が決まっているわけですから、
その期間だけ服用することも可能ですよね。

激痛をおさえることが出来るようになるだけで、
かなり生活が変わります。

もちろん、良い方向に。。。



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