先日、期末テストの勉強をしていた息子が
英単語が
どうしても覚えられない
と訴えかけてきた。
勉強法を聞けば、ゲーム感覚で
英単語練習のアプリをやっているものの
全く頭に入ってこないという
試しに和→英で単語を書かせる
小テストをやらせてみると、
確かにアプリでできているものが
書けてない・・
ある意味、特殊技能に困惑しながらも
恐らくアプリで入力する際に、
ある文字列のみ表示されるとい
ガイドキーボードが
原因になっている様子。
アプリなんかでおしゃれに
勉強するようなスマートさに憧れつつも
アナログ世代ど真ん中の父としては
手書きで何回も書くような
アナログに勝るもはないとの結論に達する。
とはいえ、お決まりの
英単語帳作成のような”作業”には
多大なる満足感が得られ、
この多幸感が、勉強の満腹中枢を刺激し、
誰もが一度は経験したことがある
やった気になる幻覚作用が
待ち構えている為、
少ない個数で小テストを頻回に行う方法で
確実に記憶を定着させることにした
ほどなくして数十個を覚えたであろう
先ほどより明らかに賢そうな顔で
と父部屋へ入室してくる。
四半期の締めが迫る超忙しい中
リモートだから成せる技として
何とか時間を捻出して作成した
魂のテストを実施。
彼の真価を問う採点が今、明らかになる
20/100点・・・
まず、オレの魂返しやがれ。
その後、何度かトライするもほぼ変わらず、
デジタルでもアナログなどの方法論
ではなく、とどのつまり
本人のやる気の問題だと
散々やって気付かされる結果となった。
思えば、彼は中学受験時代に
歴史上の人物を
10個覚えるのに
10日かかったという、
それこそ歴史上に名を刻みそうなほどの
世界最小メモリー君
であることを完全に失念していた
かの有名な人間の忘却曲線によれば
人間の記憶維持は20分で58%
1時間ではなんと、44%だという。
という事は裏を返せば1時間で
半分以上は忘れている
ものらしい
ちなみに最近の父の実証実験では
1時間前の事は半分はおろか
30%ぐらいしか覚えていないので
これに加齢という要素が加わると
もっと寂しい内容になるのであろう
話は戻り、さらに
反復効果との関係を見ると
10日に3回で繰り返せばおよそ80%、
90日に5回で約100%近く
記憶は維持されるという。
そんな、情報を聞いた
世界最小メモリー君は
かくして、今回のテストで
彼の覚えなければならない単語は
軽く300語オーバーを控える中
一度も復習したことがない男が
10日で5回、トータル3,000復習という
最強楽観論をブチあげる中
彼のメモリーではなくCPUの問題だと
今さらながら感じ、記憶をなくすぐらい
麦焼酎を煽る父であった