めぐり合いたい人生の教本 | おせっかいオヤジの子育てプロジェクト

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中学生の息子と高校生の娘を困らない社会人に育てるべく立ち上がった親父の物語

先日、実家の片付けをしていたら

子達が昔、父の母親であるババに

読み聞かせをしてもらっていた

ボロボロの本が出てきた。

 

実はこの本は父が小さい頃からもあり

6つ上の姉も使っていたという代物で

兄弟全員がこの本から色々な事を

教えてもらった、

いわば人生の教本である。

 

そんな不動の語りべババも

10年前に認知症を発症し、

今では人生の教訓はおろか

父の名前すらも覚えていないが

不思議とこの本を読み聞かせしていた

父の子達の名前は鮮明に覚えているそうニヤニヤ

 

一般的におばあちゃんが抱く

可愛さランキングでは

『孫』は上位に来るものだろうが

どうやら我が家のババは

20年以上一緒にいた我が息子より

数年の孫達の方が断然可愛いらしい看板持ち

 

50歳も目前にした男の

気持ち悪いジェラシー話はこの辺にしておき

我が家が人生の教本と崇める

秀逸な逸品はこれだ!!

 

 

 

我が家の歴史的には

せいぜい50年ぐらいだが

お話自体は何と紀元前から口伝えで

受け継がれてきたと言われているポーン

 

どのお話しにも教訓が目白押しで

アリとキリギリスや北風と太陽のような

メジャーなものがあるが

特に父が影響を受けているのは

『カラスと水差し』だ。

 

少しマイナーなお話だが

幼い事、特に何回読み聞かせられた

ことを鮮明に覚えている。

簡単なあらすじといば…


ある日、長く飛び続けて

ノドがカラカラのカラスが、

少しの水が入った水差しを

見つけました。

しかしその水差しは

飲み口が細くなっていて、

カラスのくちばしでは

水を飲むことができません。

のどは限界にカラカラです。

何とかその水差しから水を飲みたいカラス。

あれこれ迷っているとふと、

頭に良い方法が浮かびました。

近くにあった小石を一つ、また一つと

水差しの中に落としていきます。

これは名案。

石が水差しの底に沈み、

水面が少しずつ高くなっていきます。

そして、とうとうカラスは水差しから

水を飲むことができたのです。

 ...............



この話には

どんな厳しい状況でも諦めず

力を尽くすことが大事。

という深い教訓が込められているウインク

 

自営業で取引先が倒産しまくり

数千万の借金を工面してきた

『語りべババ』が、イソップ童話

に絡めて、その苦労をリアル教訓として

孫に伝えるという

底知れぬポテンシャル

感じつつも、

確実に我が家系の継ぎとして

エントリーされたであろう息子にも

改めて感想を聞いてみると…


 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 



かくして、父のおせっかいは

大きな太陽のごとく暖かく照らし、

成長という服を脱がしている

つもりだったが

すさまじい北西の突風が吹き荒れ

ヒートテックにダウンを重ね着している

ぐらい子達には

1枚も脱がせていない

可能性に焦りながら

幼き日のババとの思い出を思い出しつつ

今日も床暖房で度の高い酒を

薄着であおる父であったデレデレデレデレデレデレ

 

 

 

 

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