オハコンハロチャオ~。
お久しぶりです、しんしんです。
ここ最近努力についてよく考えます。
努力は実を結ぶのか、とか。
努力を理解してくれる人はいるのか、とか。
いや努力は見せもんじゃねえよ、結果で示せよ、とか。
負のスパイラルです。焦りも生まれます。楽しむ意識も大事だし、楽しんでやっているつもりではあるけど、結果は大事です。結果を求めて場当たり的になって満足いかない結果になってしまうのが良くない。
などと言ってたら1つ、ある発明家が言った言葉を思い出しました。
『天才とは、1%のひらめきと99%の努力である』
皆さんは自分のことを天才だと思っていますか?私は思っています。というか、この言葉に当てはめるなら、天才と呼ばれるために努力をしているまであります。私は結局天才とかヒーローとかに憧れがあるのです。
そこで私は天才とか、ひらめきとか、努力とかの意味を今一度考えてみることにしました。今回は「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」について「努力」「ひらめき」「天才」の観点から自分なりの解釈を書き連ねていきたいと思います。
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という文面を見ると「1%のひらめきを基に99%の努力をする」とか「99%の努力の末に1%のひらめきが生まれる」といった解釈が起こりやすい気がしますが、私はひらめきが最初や最後に生まれるわけではないと考えています。
具体的には、ひらめきは2つの努力の間で発生する事象だと捉えています。
ここからは2つの努力について説明しますが、一連の流れについて、謎やシナリオの制作、プログラミング開発など「成果物を作る」という工程を頭に浮かべて解釈するとわかりやすいかもしれません。
1つ目の努力はひらめきに至るまで、知識や基礎的な経験を積む過程です。いわゆるインプットです。お笑いは常識がわかるからこそおかしいところで笑えるように、セオリーがない状態では「面白い」の方向性がわからないので面白いものも作れません。というわけでまずは知識やスキルの軸を作る段階が必要です。
2つ目の努力はひらめきが発生してから制作物を作成するにあたってのフローの計画及びマネジメント、課題解決に対する試行錯誤です。いわゆるアウトプットです。ひらめいた後は頭の中にある完成品を具現化する作業が必要になりますが、そこには大きな困難が伴います。作業工程の作成、計画された予定からずれたときの修正力、制作物の構築やデバックを遂行するスキル及び体力、グループワークの場合は各メンバーの能力を観察したうえで仕事を割り振るマネジメント力及びリーダーシップ、納期を見据えた時間管理力、さらには納期とスキルを鑑みた見切りや妥協…など考えるべき項目はたくさんあります。アウトプットだけで1つの記事にできるぐらいです。それらの困難を解決して制作物を作成する労力が求められます。
以上、インプットとアウトプットがあって制作物が作られるわけです。
1.節で2つの努力について私なりの考えを話しました。これを踏まえて解釈すると、「ひらめき」とは、
『インプット(1つ目の努力)とアウトプット(2つ目の努力)のフェーズが切り替わる瞬間』
であるといった具合になります。もちろんインプット中にもアウトプットを行う場面はあり、その逆もまた然りであるが、「ひらめき」を境に目的が形になり始めるという意味でメインフェイズの変化とするという認識です。また、インプットとアウトプットの長さは同じとは限りません。インプットが長い場合もあればアウトプットが長い場合もあります。制作の対象とかによって異なると思います。(図1)
図1.成果物制作の一連の流れ
ここで皆さんはひらめきの瞬間をイラストで表現するならどう描きますか?頭上で豆電球が光る場面とか、びっくりした表情とか、八木に頭に電流が走る場面とか。
多くの人が、突然アイデアが浮かんでくる場面を描写すると思います。しかし、私はひらめきにはそういった唐突さや衝撃ばかりではないと考えています。例えば、「よし、JSの扱いにも慣れてきたしそろそろ自分で可読性の高いwebサイトを制作してみよう」という事象も、JSのインプットを終えて「可読性の高いwebサイト」を作るための具体的なノウハウが十分にある状態で目標成果物へのアウトプットが可能になるという点で本記事での「ひらめき」に沿った形になっています。
すなわち、ひらめきはもともと思い描いていた目標を形にできると判断した瞬間など計画的なものであるという可能性もあるわけです。
ここで、クオリティの高い成果物を作成するには、より発展的な発想(強いひらめき)が必要になると考えられますが、それらを生む方法はあるのでしょうか?
先ほどの図1では制作におけるひらめきと努力の関係を説明しましたが、これらは同じような分野において独立ではなく、何層にも重なり上に向かってひらめきが高次になっていくようなピラミッド状になっていると考えています(図2)。
図2.ひらめきの階層化及び各層の関係性
すなわち高次のひらめきを得るには上の階層へ行く必要があるわけです。では高次のひらめきを得るためには何が必要か、言い換えればどんなインプットが必要なのでしょうか?1.節のインプットの説明の中で「経験」がインプットされる必要があると話しました。低次のひらめきは基本的な経験が主でしたが、高次のひらめきでは低次のひらめきを基に成果物を制作したインプット~アウトプットまでの一連の経験がインプットとして必要なのです。
ここまで「努力」と「ひらめき」について私なりの解釈をしてきましたが、次に「天才」とはどういったものかについても私なりの解釈に触れていきたいと思います。
一言でいうと、天才とは『高次のひらめきができる人間』だと考えています。一見すると素晴らしい革命的なひらめきができる人間だと感じますが、2.節にあったように高次のひらめきは低次のひらめきの経験の積み重ねであるため、本記事では天才はむしろ
『地道にインプットとアウトプットを積み上げてきた人間』
であると捉えています。言い換えれば図2において階層の高さnが大きい人間であるともいえます。大きなひらめきは小さなひらめきの積み重ねだったというわけですね~。強いて言えばインプットやアウトプットの過程から経験値を効率良く得られる人間もまた天才といってもいいのかもしれません。凡人のひらめきの比重が1/1000であれば天才は1/100であるとか。
以上、長々と「努力」「ひらめき」「天才」について語ってきました。今回の話をまとめると、
・努力はインプットとアウトプットの2つに分かれる
・ひらめきはインプットとアウトプットが変化する事象である
・高次のひらめきは低次のひらめきによる経験の積み重ねである
・天才とは高次のひらめきができる人間であり、地道にインプットとアウトプットを行ってきた人間である
となります。すなわち、Thomas Alva Edisonの発言に私の解釈を付け加えるなら
『天才とは、1%の(目標を達成するのに必要な)ひらめきと99%のひらめきに至るまでの低次なひらめきの積み重ね→努力である』
という感じになります。経験は、大事。
最後になりますが、アウトプットって一口に言ってもほんとに大変なんですよね。スキルもそうだけどクオリティの高いものを作るなら総合力が求められます。つまり、学祭の謎制作とかシナリオライターの方って、すごいんですよね。この場を借りて最大限の敬意を表します。頑張っててすごい!
そして私もそれに触発されて一つの大きなプロジェクトを考えています。スキルが足りなくてできる見込みがまだ立っていないので内緒ですけど。
まずはインプットから始めて、たくさんのアウトプットを経て成長してみんなをぎゃふんといわせるものを制作していきたいと考えています!お楽しみに!
これにてお時間です。最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!
今回の記事の内容とか、読んでくださった方々が感じたことや考えたことをSNSでも何でもいいので僕に聞かせてください。すっごく喜びます。
またなんか書くと思います。その時まで、また。
努力は見せもんじゃないとは思ってるけど、でも褒められたい!よしよしされたい!
…はい、すみません、黙って結果出します。