自分で自分を触る | ありがとうの力:在宅介護のリアルな挑戦

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脳出血で倒れ寝たきりになった夫、四肢麻痺、気管切開、胃ろう、褥瘡(予防)の24時間在宅介護日記です

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このブログでは

脳出血での四肢麻痺、気管切開、胃ろうで

要介護5、身体障害1級、寝たきりの夫の

24時間介護生活のリアルを綴っていきたいと思います。

 

 

 

思い付きました!

夫が自分で自分を触ればいいんじゃないかと。


こうして思いついてみると、

なぜもっと早く思いつかなかったのかと

自分を責めがちになってしまうのですが

それは横に置いていて。


何の話かというと、


夫が自宅退院してきてからずっと

「身体に刺激を入れる」ことを心がけていて、


身体に触れたり、オイルマッサージしたり、

撫でたりさすったり、手を握ったり、

「右手だよー」とか声をかけながら

ブルブルと振動刺激入れたり、

私なりに色々やってきましたが、


悩みというか、ここ最近特に

どうしたらいいのかなと思っていたのが、


「身体の所有感を持ってもらうこと」でした。


以前リハビリのPTさんと話している時に、

「自分は寝てて、知らないうちに誰かが

身体を色々触って動かして終わるより、

ちゃんとどこがどうなっているのか

自分の身体を認識することも大事」と聞いていましたし、

そのようなことが書いてある本も読んでいました。



それには「見る」という視覚も重要だと書かれており、

私も納得するのですが、


夫が自分の手足を見るのは、

視力だけではなく、体勢や可動域の問題でも

なかなか難しいなと悩んでいました。


気管切開してるので

あんまり下を見たり、うつむいたりすると

むせちゃいますからね。


そんな中、ふと思いついて、

夫が自分で自分を触ればいいんじゃないかと、、、、


ただ、多少の可動域はありますが

まだ狭めなので、左右それぞれの手を

どこまで動かせるか試してみた結果、


今のところ、おへそのあたりで

両手を重ねることができることが判明しました!


右を上にしたり

左を上にしたりして、


手を

触って

触られている


両方の感覚を

自分で味わってもらうことを試しています。


しかも、呼吸に合わせて

小さく上下しているので、

自分のお腹や呼吸の動きと連動して

ますます「自分の身体」の感覚を

味わってもらえるのではないかと思っています。


これが夫にどういう効果をもたらすかは

しばらく続けてみなければ分かりませんが、


私が一方的に触って動かすのとは

だいぶ違う感覚だろうとは思います。


今後、可動域も広がって、慣れてきたら、

自分の胸や顔を自分で触るというのも

良いのではないかと考えています。


これらがまた新たな刺激となって

より回復に向かうといいな、、、、


リハビリは毎日コツコツの積み重ね。

夫よ、今日も明日も、頑張ろうね!