minolog -5ページ目

minolog

「生き方支援Company」
株式会社パセリホールディングス
代表取締役

▼株式会社パセリホールディングス
https://hd-paseli.co.jp/

▼「学びで自分を磨く」BrushUP学び
https://www.brush-up.jp/

▽過去ブログ
https://paseli.typepad.jp/minolog/

健康診断の結果を見て、「これはまずいな」と青ざめたことがある人は多いと思う。

 

 

そして、心に誓う。

 

 

「よし、ダイエットしよう。甘いものは控えよう。」

 

 

ところが数日後、いや、数時間後かもしれない。

 

 

職場で不意に出されたケーキに、なぜか手が伸びてしまう。

 

 

そして、こう言い訳する。

 

 

「まあ、今日だけはいいか、ダイエットは明日からにしよう」

 

 

この一連の流れ、思い当たる節がある人は少なくないはずだ。

 

 

人は理論的でありたい。でも理論通りには動かない

 

 

私たちは、自分のことを「合理的な人間」だと思っている。

 

 

  • 危険なことは避ける
  • 得なことを選ぶ
  • ちゃんと考えて行動している

 

少なくとも、そう“ありたい”と思っている。

 

 

けれど実際には、分かっていてもやらない。

 


分かっていてもやってしまう。

 

 

こうした行動は、決して特別なものではない。

 


むしろ、人間の日常そのものだ。

 

 

個人情報漏洩は怖い。でもECは使う

 

 

最近、「個人情報」に対する不安は確実に高まっている。

 

 

  • 特殊詐欺のニュース
  • 情報漏洩の報道
  • なりすまし被害

 

特に高齢者を狙った詐欺は社会問題になっている。

 

 

そう考えると、「インターネットで個人情報を入力する行為」はかなりリスクの高い行動のはずだ。

 

 

その理屈で考えれば、

 

  • ECの利用は減る
  • Webサービスの登録は控えられる

 

そうなってもおかしくない。

 

 

しかし、現実はどうだろうか。

 

 

EC市場は伸び続け、ネットサービスの利用者は減るどころか増えている。

 

 

なぜか?

 

 

理由はいくつも挙げられる。

 

  • 家まで届けてくれる
  • 店より安い
  • 品揃えが多い
  • ポイントが貯まる

 

どれも正しい。

 

 

だが本質はもっとシンプルだ。

 

 

目先の「ちょっとした得」や「便利さ」が、将来のリスクを上書きしてしまう。

 

 

人は、危険だと分かっていても、“今もらえる何か”があると、行動してしまうのだ。

 

 

これを「あめちゃん理論」と呼んでみた。

 

 

子どもの頃、「これやったらあめちゃんあげるよ」と言われると、つい動いてしまった記憶はないだろうか。

 

 

実は、大人になっても本質はあまり変わっていない。

 

  • 理解している
  • 知っている
  • 危険だと思っている

 

それでも、

 

  • 今すぐ得をしたい
  • 面倒を避けたい
  • 少しくらいなら大丈夫だろう

 

そんな気持ちが勝ってしまう。

 

 

人は「納得したから」動くのではない。

 


あめちゃんがあるから動く。

 

 

問題は意志の弱さではない

 

 

ここで大切なのは、「人は意志が弱い」という話ではないということだ。

 

 

これは欠点でも失敗でもない。

 


人間の意思決定の仕組みそのものなのだ。

 

 

だからこそ、

 

  • 詐欺はなくならない
  • 不安があってもECは使われる
  • 個人情報への警戒と行動は一致しない

 

この前提を理解しないと「なぜ分かっているのにやるのか?」という問いに答えられない。

 

 

人を責めるのではなく、仕組みを見る

 

 

大切なのは、

 

  • 人を責めることでも
  • モラルを叫ぶことでもない

 

人はどう行動してしまうのかを冷静に見つめることだと思う。

 

 

我々は今日も、どこかであめちゃんを舐めながら生きている。

 

 

それは決して恥ずかしいことではない。

 


ただ、人間らしいというだけの話だ。