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先日、社内クラブ活動のあとにメンバーたちと食事をした。

 


運動のあとのせいか、話も弾み普段はなかなか聞けない話まで出てきた。

 


彼らのあのような表情を見たのは初めてだったかもしれない。

 

 

思い返せば、昔はこうした時間が当たり前のようにあった。

 


仕事を終えたあとに食事をしたり、たわいのない話で盛り上がったり。

 


しかし、コロナ禍やガバナンス意識の高まりとともに上司と部下が“ただ話す”ということが難しい時代になってしまった気がする。

 

 

「業務外の対話」が、信頼の温度をつくる

 

 

当社では上司とメンバーで定期的な面談やフィードバックは行っている。

 


しかし、それだけでは「評価される会話」にとどまりがちだ。

 


そこには、安心して本音を語る空気が生まれにくい。

 

 

一方で、クラブ活動や食事の場では、評価とは関係のない話ができる。

 


「最近どんなことに興味があるの?」


「休日は何をしている?」

 


そんな何気ない会話の中に、人としての信頼関係が育まれる。

 

 

信頼は、理念やビジョンの共有ではなく、体温のある対話から生まれるのだと思う。

 

 

若手世代は「話したくない」のではなく、「話すきっかけがない」

 

 

最近の若手社員は、プライベートな話をあまりしない。

 


しかしそれは「話したくない」からではない。

 


「安心して話せる場がない」だけなのだ。

 

 

仕事の中では常に「評価」が付きまとう。

 


だからこそ、評価のない雑談こそが貴重になる。

 

 

経営者や上司が「話しかける」ではなく、「共に時間を過ごす」ことで距離を縮める。

 


そうした小さな行動が、若手にとっては大きな信頼のサインになる。

 

 

理念を掲げるだけでは、もう人は動かない

 

 

かつては「理念を掲げること」こそが経営者の仕事だった。

 


しかし、今の時代に求められているのは「理念を生きて見せること」だと思う。

 

 

経営者が理念を「語る人」から「体現する人」へと変わるとき、メンバーは自然とついてくる。

 

 

理念とは、掲げるものではなく、行動と対話の中で伝わるものなのだ。

 

 

経営者は「メンバーの夢の伴走者」でもある

 

 

社員は経営者の夢を実現するために存在している。

 


しかし同時に、経営者はメンバーの夢を支援する存在でもあるべきだ。

 

 

「どんな人生を生きたいのか?」


「この会社で何を得たいのか?」

 


そうした問いを一緒に考えることができたら、急な退職も減り働く意欲も格段に上がる。

 

 

人は“理念”ではなく“自分を理解してくれる人”に心を開く。

 


経営者がその「理解者」であれたら、それは何より強い組織力になる。

 

 

年齢を重ねた経営者にこそ、若手との共鳴が必要

 

 

人間は誰でも歳を取る、経営者だって当然だ。

 

 

経営者は年を重ねると経験と知恵を得る。

 


だが、同時に感覚は鈍る。

 


若手は経験が浅いが、感性と時代の波を持っている。

 

 

だからこそ、これからの経営は「正しさ」と「新しさ」の共鳴」が必要だ。

 


経営者が若手から学び、若手が経営者から哲学を学ぶ。

 


この双方向の関係が、組織を未来に導いていく。

 

 

人の心に火を灯す経営へ

 

 

経営者の役割は、理念を掲げて旗を振ることではない。

 


それぞれの心に火を灯し、その火が消えないように風を送ることだ。

 

 

理念は空に掲げるものではなく、人の中に宿すもの

 


その火がついた時、組織は「指示で動く集団」から「思いで動くチーム」へと変わる。

 

 

最後に

 

 

経営者も人であり、社員も人である。

 


互いの人生に関心を持ち、思いを共有し合う関係の中にこそ、“本当の意味での組織力”が生まれるのだと思う。

 

 

理念を掲げることから、人の心に火を灯すことへ。

 


経営とは、そうした「人間の仕事」に戻る時期に来ている。