姿勢矯正のジムに通うようになって1年。
なくてはならない存在になっている。
肩こり、頭痛の気配があればすぐに治してもらえる。
腰に違和感があれば原因を探って取り除いてくれる。
先日、大きなストレスが原因で肩から背中にかけてガチガチになっていたので、メインテナンスをお願いした。
「ストレスを前にすると人間は『闘争か逃走』を反射的に選ぶんですよ」
トレーナーがふっとそんなことを言う。
「?」
「背骨が反応するんです、闘うか逃げるかを。闘えばさまざまな部位が疲れます、でも逃ることは見ないふりをすることなので心が疲れます」
トラブルに向き合って闘うのか?逃げるのか?それは背骨が決めることなんだ。
背骨が反応する?
初めて聞く言葉だ。
「では、背骨を鍛えると良いのですか?」
「鍛えるというよりも感度を上げる事が必要ですね、どんなストレスにも反応できるような。逃げることを覚えると反射的に逃げるようになりますが、戦うことを常にすると反射的に闘争に入りますね!」
うーん、思わず考えてしまった。
会社も同じなんだと思う。
何かの問題が発生した時に「闘う」のか「逃げる」のか。
反射的に反応してしまう。
逃げ癖がついた組織は「見てみぬふり」を決め込むだろう。
闘う組織は解決のために問題と向き合うのだろう。
会社だって、何か大きな問題が起きた時はまず「背骨」が反応する。
会社の背骨は「価値観」である。
最近では「コンプライアンス」とも言われる。
善と悪の価値観をしっかりしているのか?
何かが起きても、コアがしっかりしていればすぐに反応できる。
世の中は予想もつかない突然のトラブルに見舞われることがある。
その時に咄嗟に反応しなければならないことも多い。
そんな時、すぐに反応できるように「背骨」の感度を気にした方が良いかもしれない!