「教えてもらってない!」と開き直る部下への処方箋。 | minolog

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「教えてもらってないですよ!」

 

 

新人の頃、上司にそう言って反発してた。

 

 

その度に「教わってなければ自分で考えろ!学べ!」と叱られた。

 

 

そのやりとりに理不尽を感じていた当時の自分。

 

 

上司になってから「教えてもらってない!」と言う部下の言葉は「甘え」に聞こえる。

 

 

「上司が部下に教えるのが当たり前、役割を果たしていない」と言われている気がする。

 

 

学生時代のテストで「ここ授業でやってないですよね!」とクレームを言うのに近い感覚。

 

 

「上司は先生ではない」

 

 

上司に教える役割は無い。

 

 

組織の能力を活かして「成果」を上げることが役割だ。

 

 

従って部下に対して「成果を上げるため」の指導や育成を行う。

 

 

その中で必要な事があれば当然「教える」こともある。

 

 

しかし、何から何までということではない。

 

 

部下が自ら考える、学ぶ、工夫する事が必要な場面がある。

 

 

「目的の為に自分は何をなすべきか?」

 

 

それは新人であろうが2年目であろうが、10年目であろうが変わらない。

 

 

同じ社会で働く大人なのだから、それぞれが自立して考えなければならない。

 

 

新人のうちはわからない事だらけで「何を考えれば良いのか?何を学べば良いのか?工夫とは?」という時もある。

 

 

そんな時、自分がやったことは「盗む」ことだった。

 

 

上司からも認められて業績が良い先輩を見つけてその人の行動を徹底的に真似する。

 

 

それでもわからない時には先輩に「すいません、教えていただけますか?」と頭を下げる。

 

 

後輩に頭を下げられて無碍にする先輩はあまりいない。

 

 

できる人たちの技を盗めば、そのうちに「仕事のコツ」がわかってくる。

 

 

先輩から学んだ事は今でも覚えている。

 

 

自ら意識を持って学んだことは後々まで蓄積されていくものである。

 

 

成果を上げて目的を達成すれば自信が持てるし周囲からの評価も高くなる。

 

 

まとめる。

 

 

「教えてもらってない」と憤る若手へのメッセージとして

 

・甘えるな会社は学校ではない、教えてもらうことを当たり前と思うな

・自ら考え、学び、工夫しろ。それが社会人だ。

・わからないことは周りから盗め。どんなに盗んでも罪にはならない。

 

 

そんな若手のマネジメントに悩める上司へのメッセージとして

 

・毅然とした態度をとること。甘やかせることは本人のためにならない。

・組織の役割から本人の役割を理解させることを徹底する。

・若手の育成は組織の役割であると全てのメンバーに理解させる、受け皿がなければ人は育たない。

 

 

自ら辿ってきた道だからこそ言えること。

 

 

若手もベテランも自ら学ぶことは大事なのだ。