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ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》のスタッフブログ

『1日だけのヒューマンドキュメンタリー映画祭2025』開催!
2025年11月15日(土)11:00〜/大阪市中央公会堂 地下大会議室

「飯館村」~放射能と帰村~

土井 敏邦 監督 / 119 分

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ほんとうに帰れるのか?

いったい“除染”は誰のためか?

莫大な予算、その真の狙いは何か?

“故郷喪失”に苦悩し、葛藤する村人たちの1年間の記録


原発から30キロ以上も離れていながら、風向きと降雪・降雨のために大量の放射能に汚染され、
「全村避難」を余儀なくされた福島県・飯舘村。酪農の生業を失い、
家族離散に追い込まれた二つの家族の「その後」の生活と、故郷や家族への思いを描きながら、
原発事故がもたらした“故郷喪失”の深刻な傷痕をあぶり出す。

避難までの2、3ヵ月間に及ぶ放射能被曝の不安、
とりわけ幼い子どもたちへの影響に若い親たちは怯え苦しみ続けている。
一方、政府は村民の帰村と村の復興をめざし、
2011年末から「除染」効果の実験事業を開始した。

しかしその効果は「子どもたちが安心して暮らせる」レベルにはほど遠い。
村人の中から、数千億円にも及ぶ莫大な費用のかける除染で、
ほんとうに帰村できるのかという疑問や不安、不信の声が噴出する。

「帰りたい。
しかし帰れないのでは?ではどうする?」

──2年に及ぶ避難生活の中で、飯舘村の村人たちの葛藤と苦悩は続く。


私は故郷の村に帰れますか?

村で子どもたちと安心して暮らせますか?

もし帰れなければ、どこに“故郷”を探せばいいですか?


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「先祖になる」

池谷 薫 監督 / 118 分

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家が流されたらまた建てればいい
大昔から人はそうやってこの土地で生きてきた



男の名は佐藤直志。
岩手県陸前高田市で農林業を営み、仲間から“親分”と慕われている。
彼の家は1000年に1度の大津波で壊され、消防団員の長男は波にのまれた。

生きがいを失った男に何ができるのか? 直志はひとつの決断をくだす。
元の場所に家を建て直そうというのだ。
自分はきこりだ。山に入って木を伐ればいい。
友人から田んぼを借り、田植えもしよう。
仮設住宅には何があってもいかない――。

土地に根ざし、土地に生きる人々の行く末をおもう彼の強さと優しさは、
少しずつ周囲を動かし、生きることの本質を問いかけていく。

忍び寄る病魔、耐えがたい腰の痛み、遅々として進まない市の復興計画……。
数々の障壁を乗り越えて、77歳の彼は夢をかなえることができるのか――。

「ぼくのうしろに道はできる」

岩崎 晴子監督 / 100分

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愛はいのちを立ち上がらせる 絶望から生み出される希望のシンフォニー

脳幹出血で突然倒れた宮ぷーこと宮田俊也さん。
宮ぷーは、山元加津子さん(かっこちゃん)の元同僚でした。
いつもかっこちゃんのことをそっとサポートしてくれた大切な仲間。
宮ぷーは一生植物状態で、意識も戻らず、二度と体を動かすことも
話ができるようになることもないと思われましたが、
現在は、意思伝達装置を使っておしゃべりしたり、車椅子に乗って外出したり。

まさに奇跡の復活、でも奇跡ではなかった。植物状態と思われても、回復する道はある。
私たちにはまだまだ気づいていない可能性がある。宮ぷーのことを知った人達が、
生きる喜びを取り戻していく。
広がる輪、喜びの連鎖。苦しみは苦しみで終わらない。
自分の、そして誰かの明日を輝かせる。


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「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」

長谷川 三郎 監督 / 114 分


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問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯してもかまわない


ジャーナリスト界で「伝説」と語り継がれる報道写真家・福島菊次郎、90歳。
そのキャリアは敗戦直後、ヒロシマで撮影に始まり66年になる。
ピカドン、三里塚闘争、安保、東大安田講堂、水俣、ウーマンリブ、祝島ーー。
レンズを向けてきたのは激動の戦後・日本。

真実を伝えるためには手段を選ばない。
防衛庁を欺き、自衛隊と軍需産業内部に潜入取材して隠し撮り。
その写真を発表後、暴漢に襲われ家を放火される。
それでもシャッターを切り続けた指はカメラの形を沿うように湾曲している。

25万枚以上の圧倒的な真実から我々は、
権力に隠された「嘘っぱちの嘘っぱち」の日本を知ることになる。
冷静に時代を見つめ、この国に投げかけ続けた「疑問」を、
今を生きる我々日本人に「遺言」として伝えはじめた時、東日本大震災が発生。
福島第一原発事故を受け、菊次郎は真実を求め最後の現場に向かうのであった・・・。
ヒロシマからフクシマへ。
権力と戦い続けた老いた写真家は、今ここで「日本の伝説」となる。

満身創痍、37キロの痩せた体で地面に這いつくばり、強風に煽られながら、
それでも被写体を捉えようとするその姿は、
一切の妥協を許さず、突き抜かれた福島菊次郎の信念の姿そのものである。


公式サイト
みなさま。

お待たせ致しました。
ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》

2013年の上映作品本日より紹介してまいります。
今年も日本最高峰のドキュメンタリー作品が集まりました。

人々のひたむきに生きる姿を通して、社会の問題を静 かに問いかけたり、
命のきらめきをまっすぐ描いた作品を多数ラインナップしています。

ぜひ、ご覧ください。

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<ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》2013>
▼開催期間 2013年8月30日(金)~9月1日(日)
▼会場   大阪市・阿倍野区民センター 大ホール
▼交通   地下鉄谷町線阿倍野駅から徒歩1分
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