ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》の開催に先駆け、プレ上映会を8月1日(土)、クレオ大阪中央で開催します。
今回上映するのは『妻の病 -レビー小体型認知症-』。
一人の医師と、認知症の日々を生きる妻との10年間に及ぶ“いのち”を巡る物語。
当映画祭のプロデューサー、伊勢 真一の監督作品です。
————— 愛する人が認知症になったとき、一体何が大切なのか。 「痴呆」から「認知症」へと呼び名が改められ、社会の認識が変わりつつあるといわれて10年あまりが経ちます。
けれども、まだまだ「認知症」への“誤解”や“偏見”、そして、“あきらめ”がはびこっているのが現状です。
映画『妻の病 –レビー小体型認知症–』は、そういった状況の中で、悪戦苦闘しながら生きている
「認知症」の患者本人と、家族やケアする人たちの日々を追ったひとつのケーススタディです。
主人公は、四国・南国市に暮らす、石本浩市・弥生夫妻。
今なお正確な情報が少ない「認知症」のひとつ、「レビー小体型認知症」と向き合い、石本夫妻が手を取り合って、一歩一歩を大切に歩いていく姿が描かれます。
誰の上にも起きる可能性のある“認知症”という病。
愛する人が認知症になったとき、あるいは自分自身が認知症になったとき、何が大切なのか…。
この映画は、一人ひとりに深い問いを投げかけています。
レビー小体型認知症とは——————————————— アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症とともに、「三大認知症」といわれている。
パーキンソン症状と幻視・幻聴体験、そして認知症独特の記憶障害がみられる疾患。
「レビー小体」とよばれる異常物質が脳組織に沈着する。
症状には波があり、うつ症状もみられるため、同居する家族の精神的負担も大きい。
作品概要 ———————————————————— 一人の医師と、認知症の日々を生きる妻との10年間に及ぶ“いのち”を巡る物語 —————。
この映画は、認知症のドキュメンタリーというよりも、ある夫婦の愛の物語だ。
「まるで夢のようだね……」
認知症の日々を生きる妻に、夫が語りかける。
ふたりはうなずき合う。
この映画は、認知症のドキュメンタリーというよりも、病を経て絆を深める、ある夫婦の愛の物語である。
———2011年3月11日。
東日本大震災のその日、私はひとりの友人の話を聞くために、高知県南国市にいた。
友人の名は石本浩市(62才)、ふるさとのその地で小児科を開業する医師である。
十数年前、小児がんの子どもたちのキャンプで出会い、10年がかりで『風のかたち』という映画を製作した仲間だ。
その日、石本さんが語ったのは、小児がんの話ではなかった。
“レビー小体型認知症”それが、彼の妻の病名だった。
妻・石本弥生さんは、石本さんとは幼なじみ。
50代から若年性の認知症となり、10年間、石本夫妻は病との闘いに明け暮れて来た。
小児がん治療と地域医療の取り組み、妻・弥生さんの認知症との格闘、決してきれいごとでは片付けられない日々……。
石本さんは、医師ならではの観察眼で、弥生さんの発症以来の日常を、まるでカルテを書くように、こと細かに記録していた。
認知症が進行し、今では身の回りのことがほとんど何も出来なくなった弥生さん……。
その弥生さんに深い愛情を寄せケアする石本さん、家族、親戚、地域の人々。
映画『妻の病-レビー小体型認知症-』は、四国・南国市の豊かな自然に育まれ、支え合うように生きて来た一人の医師と、認知症の日々を生きる妻との、10年間に及ぶ“いのち”を巡る物語である。
「生きなきゃ……。ふたりで、よう頑張ったと思う」
「うん、生きなきゃ」
伊勢 真一
(映画『妻の病-レビー小体型認知症-』監督)
【映画祭プレ上映会、「妻の病」を8月1日クレオ大阪中央で開催!】
上映作品:『妻の病 -レビー小体型認知症-』
日時:2015年8月1日(土) 14:00-16:00(開場13:45)
会場:クレオ大阪中央 4F セミナーホール(男女共同参画センター 中央館)
大阪市天王寺区上汐 5-6-25 /地下鉄谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 1・2 番出口から徒歩約 3 分
料金:1,000円
主催:ヒューマンDFプロジェクト