予告編:『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』 | ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》のスタッフブログ

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2017年6月24日(土)〜25日(日) 阿倍野区民センター 大ホール

予告編:『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』(105分)
監督:金 聖雄
上映日時:8月24日(日) 15:15~


2013キネマ旬報文化映画第3位
池田市人権映画祭 最優秀作品賞受賞



予告編:『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』


獄中32年、仮出獄19年。
身に覚えのない逮捕から実に51年、今も無実を訴えつづける人がいる。
石川一雄 75歳。
どんなに大きな苦難を背負っていても“生きることは美しい”石川一雄さんと早智子さんとの出会いはそう思わせてくれるものだった。
1963年5月1日埼玉県狭山市でおこった女子高生殺害事件。
いわゆる“狭山事件”。犯人にでっちあげられたのは被差別部落に住む石川一雄さんだった。
事件から半世紀「殺人犯」というレッテルを背負い続けながら、石川さんは今もなお「私は無実です」と訴え続ける。
映画はそんな石川さんと連れ合いの早智子さんの日常に3年間寄り添った。
獄中で文字を覚え、同じ冤罪被害と闘う友と語らい、そして最愛の人早智子さんと共にあゆむ。
「不運だったけど不幸ではない!」というふたり。
「冤罪」という強いられた人生を受け止めまっすぐ“凛”と生きるその姿は、時として美しく人々に感動をあたえる。
その何気ない日常のなかからあぶりだされたものは普遍的なメッセージだった。
「幸せとは」「愛とは」「友情とは」そして「正義とは」…。
映画は問いかける。

監督プロフィール ----------
金 聖雄(監督)

1963年大阪・鶴橋に生まれる。大学卒業後(株)リクルート勤務。
その後自分で商売をはじめるが失敗。
「何か?やりたい、出来るんだ」という想いを胸にくすぶらせながら、結局“愛する人”を追いかけて東京へ…。
東京にて料理写真家の助手を経験後、助監督になる。
1993年からフリーの演出家としてスタートPR映像やドキュメンタリー、テレビ番組など幅広く手がける。
2004年、在日1世のおばあちゃんの日常を4年間追いかけたドキュメンタリー映画「花はんめ」を監督。
2011年、2作目「空想劇場~若竹ミュージカル物語~」を監督。
2013年9月「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」完成。