糖尿病治療が巧みになると、外来にはHbA1cが良好な患者さんだらけになります。

 

 特に、HbA1cが6%台が、ざらにいる糖尿病外来になると、将来、糖尿病の合併症を心配しなくてはいけない患者さんは、急速に減少していきます。めったに、見なくなりました。

 

 その中で、2017年の欧州糖尿病学会での、スタンディングオベーションは、忘れられない光景でした。

 

 ですから、あくまで、プラクティス、つまり、臨床としてやってみよう。

 

 そう考えて、新たな「糖尿病治療プラス肥満治療の臨床」いわゆる「Diabetisityの治療」を行ってみようとそう思いました。

 

(リニューアル記事)

 

 

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 アクエリアスゼロには、ゼロカロリーと記載して、0kcal と表示しています。

 

 カロリーゼロという場合には、本当に、0kcal ではなく、ゼロとみなしていい数値の範囲(レンジ)があるようです。

 

 確かに、コカコーラにも、いろんなラベル、いろんな模様、色があり、混乱します。

 

 気温が高くなってくると、外来では、こういう話題が増えてきます。「どれが、本当のゼロなんですか? 先生」って、聞かれます。

 真夏に多い質問です。

 

 

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 娘が帰ってきて、「パパ、やせたね」、と、一言。

 

 うちの家族は、花粉症の時期後の、私は、太るものだとばかり思い込んでいる。

 

 ステロイド(セレスタミン)を飲まなかったし、花粉症でイライラしても、やけ食いしなかったし、運動は適度にしはじめたし、GLP1で空腹感を忘れていたし、もちろん、
ビクトーザからサクセンダまで、アップグレードしたし、、

 

 かつては、私も、沢山の言い訳をしていた。

 

 「いつも、あだ名が風船、て言われているんです。」

 

 そういう言い訳を、今年は1度もしていない。。

 

 家族や周囲の、先入観を裏切る、、ちょっと楽しく嬉しい。

 

 それも、ダイエットの楽しさのひとつ、なのかも。

 

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 糖尿病の治療で、HbA1cが5%台になると、血糖コントロールが中心というより、「ダイエット」が中心に、さっと、きりかわります。

 

 まして、HbA1cが5.6% 以下になると、もう、指導は、「栄養指導」と、「ダイエット」だけです。

 

 だから、糖尿病専門医の、GLP1ダイエットは、血糖コントロールと体重コントロールの、ふたつの治療に熟練した医師でないと、できないだろう、と思うわけです。

 

 この事は私の、おごりではない、つもりで、そう思います。

 

 

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 一度、肥満外科手術を受けた人がGLP1治療をうけたら、どうなるかを臨床研究した論文を紹介します。

 

Efficacy of High -Dose Liraglutide as an Adjunct for weight loss in patients with prior Bariatric Surgery.  Obesity Surgery (2018) 28: 3553-3558

 

 対象は、33名の連続して後ろ向きに観察できた対象者で、年齢は18から65歳。既に過去に肥満外科手術を受けていた人たちでした。適応とされる条件は、最も最低となった体重から10%リバウンドし体重が増加している場合、あるいは、減量効果が20%未満で留まってしまっている場合、あるいは、目標に到達していないと考える人たちを、対象として選んだ。

 

 最終的には、20名が上記の条件に合致して治療を続け解析されました。

 

 その結果、16週目では、さらに体重が減ったのはー7.1%の減量ができ、28週目では、−9.7%の減量ができ、いわゆるダイエットに成功したという結果になりました。BMIとしての変化は16週目では−3.5 kg/m2 であり、28週目では−4.7kg/m2でした。

 

 結論としては肥満外科治療をうけた人では、追加のGLP1を投入することで、追加効果が期待できるという内容です。

 

 肥満治療は外科と内科がタッグを組む時代になったのかという実感です。

 

 

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 医師になって、良かったな、と思うことは、患者さんたちから、ありがとうございます、と言われることです。

 

 保険診療での、糖尿病の臨床では、それが日常でした。GLP1ダイエット外来でも、ダイエットを提供して、受診者の皆さんから、ありがとう、と言われる機会が増えてきました。

 

 それだけ、質がよくてレベルが高くてサービスも良くて、良心的で、医療行為としては、確実な効果が期待できるシステムにしていかなくてはと実感します。

 

 これからも、もっともっと、レベルの高いサービスで、沢山のみなさんに「ありがとう」て、言ってもらえるような医療サービスにしていきたいと考えています。

 

 

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 GLP1が効いている人は、食事の回数を減らしていっても良いのではないか、と思います。1日3食しか食べないと身体に悪いとか、そういう固定観念は捨ててもよいのかもしれません。

 

 もともと、GLP1は、エクセナチドが、アメリカオオトカゲの唾液から抽出されたところから研究が始まります。そのきっかけは、アメリカオオトカゲの食事回数が、極端に他の動物より少ないという点からと聞いています。1ヶ月に数回しか、食事をしなくても我慢できてしまうそうなのです。

 

 そういうGLP1発見の原点に立ち戻ってみると、固定観念であった1日3食が健康食という概念は、捨ててもよいのでは、とすら思います。

 

 実際、私の糖尿病外来でも、かつては1日4回のインスリン治療をしていた患者さんが、今では、GLP1で、1日1食で、HbA1cも改善、体重も改善している方がおられます。

 

 サクセンダ3.0mgにまでなったら、アメリカオオトカゲの心境になってみましょう。食事の回数は気にせず、おなかが空くまで、食べないでいてみましょう。回数は自然と減ってくるはずです。

 

 

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出典 こんなによくなる!糖尿病
鈴木吉彦 著 朝日新聞出版から引用連載

 

こんなによくなる!糖尿病 驚きの「インクレチン」新薬効果
 

 GLPー1の優れている特徴は様々あります。GLPー1は、知れば知るほど優れた働きをする物質であることがわかりますが、ここでは、特に重要な四つの特徴を紹介したいと思います。


 第 一に、何といっても重要なのは 「血糖値に合わせてインスリンを分泌する」という特徴です。 GLPー1はインクレチンなのでインスリンを分泌させますが、血糖値が上が ったときだけ、膵臓 のβ細胞に 「インスリンを出してください」と働きかけるのです。

 

 逆に、血糖値が正常なときは何 も働きかけず、インスリンの分泌を促すようなことはしません。GLPー1を、「臨機応変な対処 が得意な、インスリン製造工場のマネージャー」に喩えることができます。

 

 ブドウ糖が食べ物から 取り込まれていないときは、β細胞に指示は出ず、ブドウ糖がたくさん取り込まれたときは 「これ は大変。インスリンをつくる準備をしてください」と指示を出します。しかも、小腸から膵臓へという 遠隔指示 です 。

 

 次に、二番目として 「グルカゴンの分泌を抑制する」という特徴もあります。先ほど紹介したように、グルカゴンは、インスリンと正反対に血糖値を上げるホルモンです。

 

 GLP-1は、膵臓の α細胞に対して 「グルカゴンをつくるのを抑えてください」という働きかけもします。この働きか けによって、無用な高血糖を抑えることができます。

 

 GLP-1というマネージャーは、インスリンエ場を管理しているだけでなく、グルカゴンエ場にも指示を出しているというわけです。 

 

 三番目として 「β細胞を増生する」という、たいへん興味深い特徴もあります。GLP-1というマネージャーは、β細胞にインスリンをつくれという指示を出すだけでなく、なんとβ細胞というインスリン製造工場そのものを ′′建て増し′′しているかもしれないのです。

 

 これを私は 「増生」 という言葉で表現しています。β細胞が増生するということは、つまリインスリンを分泌する細胞 が増えるということですから、もちろん血糖値を下げるのにプラスに働くことは言うまでもありません。

 

 実際、GLP-1を働きやすくさせるようにし向けたラットで、β細胞の量が多くなってい ることを確認した動物実験も報告されています。

 

 最後に四番目として 「腹人分日で抑える」という、これまたとても興味深い特徴があります。GLP-1が、脳の 「食欲中枢」という部分に 「もうお腹いっぱいですから」という情報を伝えてい る可能性があるといわれています。

 

 食欲中枢は 「お腹が空いたぞ」という感覚を生み出す脳の司令室のようなもの。この食欲中枢に対して、GLP-1が 「いや、もうお腹いっぱいですから」と伝 えているのです。

 

 実際にGLP-1は、腸の下の方から出るので、食べ物が十分に届いていること を脳に知らせていると考えると納得ができます。その結果、′′腹人分′′で食事を抑えることができ るようになると考えられています。

 

 つまり、GLP-1が働けば、苦労しないでも自然にダイエッ トができるようになるわけです。臨床の研究でも、GLP-1を働きやすくさせるようにし向ける と体重が減ったという報告があります。

 

 以上をまとめると、GLP-1は 「血糖値に合わせてインスリンを分泌する」「グルカゴンの分 泌を抑制する」「β細胞を増生する」「腹八分目で抑える」という特徴を持っていることになります。 

 

 GLP-1は、β細胞に指示を出すだけでなく、工場を建て増し、さらにα細胞や脳にも連絡をするという、本当に有能なマネージャーであることがわかってきました。

 

 いずれの特徴にも共通するのは、「糖尿病を治すという点でプラスに働く」ということです。インスリンの分泌を促したり、グルカゴンの分泌を抑えたりすることは血糖値を程よく維持することにつながります。

 

 β細胞が増生することももちろん同じです。さらに、太っている人では、体中の脂肪細胞の量が多いために、このことがインスリンを効きづらくさせていることもわか っています。

 

 自然にダイエットをする働きで痩せれば、体中の細胞はインスリンに対して敏感になります。これ も、糖尿病をコントロールするのにプラスに作用しているわけです。

 

 

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1か月だけGLP1ダイエットをしても、さほどの効果は期待できません。

 

月額2916円で開始して、4年間で、支払いを終えるということを想像した時、そういう提案をするサービス提供側は、これから4年以内に発売される可能性があるサクセンダ以外のGLP1関連の新薬のことを理解していないかも知れないと思いました。

 

4年後には、GLP1ダイエットの世界は、がらりと風景が変わっている可能性が高いのです。

 

なのに、今から、48回払い、もしそれが4年縛りであるならば、もったいないって思いませんか? 

 

月額●●●●円という甘い言葉には?

 

 

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最後のダイエットの連載

 

空腹を感じたら3分間ジョギングする

 熱めのシャワーと同様に軽い運動は、交感神経の興奮を促す効果があります。

 

 こういうときは、胃腸は活動しませんから、程良い空腹感対策になることもあります。
運動はどんなものでもかまいません。

 

 とりあえず、3分間のジョギングや腕立て伏せ、なわ跳び、腹筋運動などで十分です。但し、空腹感が強すぎると気は逆効果になる可能性があるので注意が必要です。

 

出典 最後のダイエット
    鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行

 

 

 

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