こんばんは
次回に引き続きましてDay3の報告をさせていただく、河野 美紀です!
クイズ大会の後は「リーダーシップとCOVID-19」という題目の講演会でした。
ボアズィチ大学で経営・リーダーシップを教えていらっしゃるBehice Ertenu博士、
コンサルタント会社 EMCC Glabal会長のRiza Kadilar博士
が講演者としてパンデミック下でのリーダーシップについて話してくださいました!
今の社会は第4次産業革命とも言われるほど様々なものがバーチャル化する局面にあり、
貧富の格差がさらに深刻な問題となとなっていくため、これからのリーダーはego-systemではなくeco-systemの視点を重要視する必要があるというお話でした。
パンデミック後の社会を築くにあたって、ただこれまでの社会を回復させるのではなく、よりレジリエントな社会に転換するためにリーダーはどのような視点を持たなければならないのか、改めて深く考えさせられました。
その次は「シンガポールにおけるシラットの歴史」についての講義でした。
シラット(Silat)とは東南アジアの伝統的な武術で、
シンガポール国立大学で東南アジアについて研究していらっしゃるEffendy Abdul Hamid博士に講演をしていただきました。
シラットはシンガポールにおいて植民支配終了後新たな意味を持ち始め、国民が厳しい訓練で自己を鍛えることで、全体として国力を上げるためのものとして認識されていたそうです。
植民地支配やそれからの解放、戦闘法の変化によって武術が廃れるのではなく、それらによって新たな意味づけがされつつ今でも存続しているというのが面白いなと思いました。
その後、シンガポールに関するクイズ大会とボリウッド・ダンスのレクチャーがありました。
ボリウッド・ダンスのレクチャーでは、普段ダンスの類を避けがちな広海がいつになくノリノリで、他の大学の参加者からも歓声を浴びていました笑
琳南のダンスはいつも通りキレッキレで、ZOOM上でハイライトされ、ソロで踊っていました
この後Closing Ceremonyがあり、三日間にわたるSpring Conferenceが幕を閉じました!!
今年度のSpring Conferenceはオンライン開催であったために、ハーバード大だけでなく他のアジアの大学との交流が多く、それぞれの都市において有名な方の講演を聞き、それぞれの国の文化を知ることができました。
また、ソウルとコラボするなど、カンファレンス前から他の大学の参加者と入念に連絡を取り合って協力関係を築くことができたことも、オンラインという条件の下でより良いカンファレンスを目指したからこそ実現したことです。
今年のHCAPのカンファレンスのテーマは"Resilience&Reform: Adapting to a Changing World"でしたが、今年はHCAP自体レジリエンスの力を問われた年だったのだと思います。
パンデミックによって制限されたことは多いですが、その困難を克服するために例年のカンファレンスの形式が見直され、例年にはない良さのあるカンファレンスをつくることができたことを考えると、HCAPはよりレジリエントな団体になれたと言えるのではないでしょうか。
今回のカンファレンスを一緒に企画した15期メンバー、他の大学のHCAPメンバー、ご協力いただいた講演者の方々、相談に乗ってくださったアラムナイの方々、本当にありがとうございました!
寂しいですが、これでSpring Conferenceの報告を終わります!
読んでいただきありがとうございました!