HCAP6期の柿沼優花です。
本日はハーバードカンファレンス5日目、1月19日について、私見も交えつつご報告させていただきたいと思います。
5日目のスケジュールは
午前:PUBLIC SPEAKING又はBREAKDANCINGのワークショップを選択して受講
午後:Harvard iLABとHarvard Business Schoolの見学
夜:Mr.HCAP
となっておりました。
午前のワークショップでは、他の意識高きHCAPメンバーがおそらくはPublic Speakingを選択するのだろうと想像しつつも、ダンスが趣味のひとつとしている自分はダンス講習を選択しました。ハーバードの所謂ダンスサークルに所属しているHCAPメンバーにブレイクダンスの基礎を教わりました。予想外にダンス講習を選択した各国delegatesが多く、また、講師を務めたハーバード生のダンスの上手さにも驚かされました。
自分はPoppingというジャンルのダンスを大学のサークルで齧っていたのですが、授業の最後、講師役のハーバード生にPopping出来るなら一緒に踊ってみようと前に引っ張ってゆかれるというまさかの展開にも遭遇しました。人前で踊ることに余り慣れていないため少々緊張しつつも即興で振りをいくつか披露してみたところ、他国delegates達が大変喜んでくれ、前日まで話す機会がなかったドバイやムンバイのdelegates達にも「amazingだったよ、自分にも教えて欲しい」、などと声をかけてもらえました。ダンスや音楽、芸術などに国境はなく、気軽に人と人がつながる基本原理であることを、身をもって感じました。
また、サークル/クラブ活動について追記しますと、こちらにきてハーバー生含め各国の学生に聞いてみて課外活動に精を出す学生が非常に多いことに気づきました。サークル活動が盛んなのは日本だけだと思っていたのですが、むしろ日本は寮生が少なく自宅と大学間が遠いこともあるせいか課外活動が盛んではない方で、他大学では大学備え付けのスタジオやジムでクラブ活動に励む学生や、自分たちで百人規模のファイナンス勉強団体などを組織している学生が数多くいました。
特にハーバードでは志願する際に選考基準のひとつとして自己アピール、今までの自分の活動履歴が重視されているせいか、一般的な勉強の枠組みにとらわれず、様々なことにトライし、自己という総体を高めることに自然に意識を向けている学生が多いと感じました。
午後はキャンパス内の最先端技術、IT技術を研究開発している研究所の見学をし、一般的な「実験室/オフィス」イメージより遥かに自由度の高い、想像性豊かな設計に目を見張りました。
経済系の文科二類生としてMBAの最高峰として非常に楽しみにしていたハーバードビジネススクール見学では、まるで王宮のように豪華で荘厳な建物の数々に圧倒されました。
夜のMr.HCAPという企画は、各国二名ずつの男子学生が、司会者からの質問に即興でセンスある回答を繰り出したり、特技を披露するなどして自分をアピールをし、最後に最も魅力的だった学生を選出するというものでした。一観覧者だった自分は、エンターテイナーな各国delegatesにただただ驚くばかり。勿論東京勢も奮闘しました。自信をもって人に自分を魅せる力、人に笑いをもたらす力、更には他者からの全身のアピールを、笑ってしっかりと受け止める力。そういったコミュニケーション能力も、交流というものを考える上で、高めていくことが必要だと感じました。