感動って | HCAP東京大学運営委員会(HCAP Tokyo)

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お久しぶりです。安藤です。
みなさん覚えててくれましたか?^^

だんだん寒くなってまいりました。風邪をひかないように気をつけていきましょう!><

さて、今日のお話です。



先日、外務省で働いている方とお話させていただく機会がありました。
そのとき、その方がおっしゃっていた言葉が、なぜだかとても心に残ったので、ここに紹介させていただきたいと思います。

人の話を聞いて感動する、という経験は、誰しも経験したことがあると思います。
それはいったいどうして、そしてどのようなときなのか。

その方はおっしゃいました。


「人の話を聞いて感動するのは、その相手が、9割がた自分と同じような意見を持っていて、10割目に近づく辺りで、くっと何か、自分とは違う意見や価値観を提示したときだ。」


はっとしてしまいました。確かに、自分は人の話を聞いて感銘を受けるようなことはあります。しかし、もしかしたらその方のおっしゃる通り、その殆どの場合が、基本的には相手が自分と同じ考えを持っているときなのかもしれないのです。そして、根本から全く異なる意見を持っている人に対しては、積極的に賛成することをしない。

これは、コペルニクスの地動説を、当初だれも信じようとしなかったのと、どこか似ているのでしょうか。

だとしたら、ある意味恐ろしいことなのかもしれませんね。視野を広げたい、多角的に物事を見たい、と言葉では簡単に言えても、実際は、閉じこもった空間でしか物事を考えられていない、斬新なアイディアだ!と感動したとしても、実は、その空間からほんのちょびっと突き抜けていただけ。


もちろんこのことが全ての場合に通じるわけではないでしょう。
しかし、心のどこかに留めておくのも良いかもしれません。



みなさんが心動かされるのは、どんなときですか。


もう少し深く、考えてみる必要があるようです。





安藤 蘭