こんばんは、主務の河合です。
本日は大晦日ですね。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
今日はあえて一年を回顧する訳ではなく、自分が中高時代におこなっていた英語学習法についてお話したいと思います。
私は、都内の某塾にて英語の多読をしていました。(塾名を伏せる必要はないんですが・・・)
多読というのは、通常の学校教育でおこなわれるような、文法・語彙を重視するのではなく、ひたすらに英文を読み続ける学習方法です。
具体的には、ネイティブの子供が読むような児童書からはじめ、英語学習者が読むリーダー(Oxford BookwormsやPenguin Readersなど)や、ペーパーバックなどをレベルに応じて読んでいきます。
何が多読の長所かというと、英文をそのまま読む癖がつくことです。
英文を分解しながら読んでしまうのは文法重視の英語教育において一番大きい課題とされており、多読はきわめて効果的な解決策です。
くわえて、児童書をはじめとしてネイティブが読む本に多く触れることを通し、英語圏の文化に触れることもできます。
もちろん、語彙や文法を軽んじることはできません。しかし、多くの英文に触れるなかで繰り返し登場する言葉は文脈である程度意味が分かってきます。実際の英文を読むシーンを考えると全部の単語をわかることのほうが少ないはずで、むしろ自然な学習法とも言えます。その上で個人的には、多読と文法・語彙を学ぶという車のような両輪のような両者を組み合わせることが、効果的だったと感じています。
そしてなにより、自分が読んでて楽しい本を読み続けることが英語の学習になるなんてすばらしいと思いませんか?
従来、英文にたくさん触れるのは英語のできる子が中心だったと思います。だけど、英語のあまりと得意でない人にこそ、この多読に挑戦してもらいたいと思います。自分がそうだったように、英語が苦手な人であっても、自然に英語に触れられるののが多読の強みです。自分は5年間続け、最終的にはペーパーバックを読めるようになりました。もちろん多読を通して培われる読む力や文脈を推測する力は受験にも役に立ちます(笑)
最初は本を集めるのが大変かも知れません。でも最近は区立図書館などにも洋書の取り揃えは豊富になっています。ぜひ、身近なところから初めてみてはいかがでしょうか。
以上です。乱文失礼いたしました。
今年も残すところ4時間余りですが、良いお年を。