こんにちは、田部淳ウイリアムです。
今日はクリスマスイブ、皆さんどのようにお過ごしですか?ちなみに私は、鈍行に7時間乗って実家に帰る予定です。でもせっかくクリスマスイブということですし、今日は我が故郷(?)イギリスのクリスマスについてお話ししたいと思います。
クリスマスと言えば、まずは七面鳥ですね。鶏と似たような感じと思われる方もいるかもしれませんが、鶏よりやや大きく、脂肪分が少なくあっさりしています。しかし七面鳥に手を加えることでどんどんリッチな料理になっていくのです。
まずは、七面鳥の内臓を取り除き、その中に“スタッフィング”や“フィリング”と呼ばれる詰め物を詰めます。ハーブや玉ねぎ、ベーコンなどそれぞれの家庭によって詰めるものが違いますが、これが我が家の味というものなのでしょう。
これをこんがり、外がパリパリになるようにオーブンで焼きます。
最後に、七面鳥を焼いている間に出た油をベースにした“グレービーソース”をかけて出来上がりです(*^^)v好みでクランベリーのジャムをかけることもありますよ!ううん、美味しそうですね。これにポテトや付け合わせの野菜を添えて出来上がりです。
食事の後には、もちろんクリスマスデザートがあります。その代表格と言えるのが、“ミンツ・パイ”。ふんだんに使われたドライフルーツをスパイスで煮込み、パイ生地に包んで焼いたものです。若干癖がありますが、私は大好きです。
クリスマス料理に香辛料が多く使われるのは、一説によると香辛料の希少だった時代に、クリスマスくらいはぜいたくに使ってしまおう!と考えたからだと言われています。本当でしょうか?その真偽はともかく、ぜひ伝統的なクリスマスを体験してみてくださいね。
それから、クリスマスは家族と過ごすという意味合いが強いようです。家の中でプレゼントをあけ、まったりと家族で語り合うことも思い出に残るクリスマスになると思います。
クリスマスは恋人と、という方でも年末年始は実家へ帰省される方が多いと思います。そんな時こそホッとできる時間を過ごしてくださいね!
世界にはクリスマスに限らず、地域に深く根ざしたものから世界中で行われるものまで様々な行事があります。忙しさにかまけて忘れがちになってしまいますが、非日常を味わい、人との「濃い」ふれあいを可能にしてくれる点で大切にしたい習慣が数多く残されています。来年は、些細だけど温かいものに目が行き届くような生活ができたらいいなと感じているところです。
それではよいお年をお迎えください。
HCAPTOKYO 4期 田部淳ウイリアム