あらしのよるに
を観てきました。大好きなんです。「あらしのよるに」
今回もすごく楽しかった。
発刊30周年記念だそうで、
おめでとうございます。
2015年に新作歌舞伎として南座で初演されて
から 今回四度目の再演です。
博多座のときの番付よりお借りしました。
嵐の夜に、雨宿りに立ち寄った
暗闇につつまれた山小屋で
出会った狼のがぶと山羊のめい
暗闇のなかでは、狼とも山羊ともわからずに
あ・ら・し・の・よ・る・に
の合言葉に再会を約束した二匹
再会してびっくり、狼と山羊だった。
絵本の世界観を大切にした歌舞伎です。
ほんとうは大好物の山羊、美味しそうと
おもってしまうけれど、がぶはめいとの
友情を大切にはぐくみます。
がぶがめいを連れて、美味しそうな葉っぱが
いっぱいある草原にいったり（草原は客席
）
）ちなみにがぶは獅童さんで
めいは壱太郎さんです。
写真お借りしました。
動物の世界は弱肉強食ですから、
狼と山羊の争いもあるし、狼同士の争い事も
ある。
狼のぎろは狼の長になりたいけれど
長老がいて目障りで、闇討ちにしてしまう。
（闇討ちのときにハプニング、これは内緒）
なんとなく、人間の世界も一緒
だから、物語にひきこまれてしまう。
敵の悪役なので、青隈の錦之助さんでしたが
綺麗なお顔立ちなのでかっこいいぎろでした。
狼のざく、ばりい、じぐの関西弁コテコテの
セリフもおかしくて、
これって南座バージョンなのかな
歌舞伎座でみたときはあまり感じなかった
けれど。
千次郎さん、千壽さん、松十郎さんが
ほんと良い味だしてます。
最初その狼たちが、群れをなして客席（草原）
に降りてきます。
凄い勢いに圧倒されてしまいますよ。
今まで見た以上にダイナミックにバージョン
アップされていて、面白かったです。
かぶとめいの友情と絆はいつまでも
どんなことがあっても揺らぎません。
博多座のときの番付よりお借りしました
何度見ても心が温かくほっこりする物語です。
写真お借りしました