北海道観光バス 青函フェリー線に乗車してみる | 第4セクターの乗りバス・乗船日記

第4セクターの乗りバス・乗船日記

大型時刻表に掲載されている、全ての地上・海上を走る乗り物の完乗を目指している第4セクターの記録です。

第4セクターへの質問・問い合わせ・意見などは、
dai4sekuta@gmail.com まで。

っということでございまして、遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。

今年も更新スペースは相当落ちるとは思いますが、幣ブログをよしなにおつきあいくださいませ。

 

さて、北海道と本州を隔てる津軽海峡。

現在2社のフェリーが運航しています。

一つは名門東日本フェリーの流れをくむ津軽海峡フェリー、そしてもう一つは貨物フェリーから旅客を乗せるようになった青函フェリー。

津軽海峡フェリーは函館側で独自の送迎バスを運行して、徒歩客の便を図ってきました。

一方の青函フェリーに関していえば、元から大型トラック等の商業輸送が主で、一般徒歩客は放置状態で、知る人ぞ知る的なフェリーでありました。

ところが11/9より、貸切バス大手東京バスグループの、北海道観光バスが函館側の青函フェリーターミナルに乗り入れ、函館駅前経由上湯の川行きの路線バスを開設しました。

それも青函フェリー発着時刻に合わせての運行という・・・。

 

青函フェリーの最新鋭船「はやぶさ」に乗ってやってきたのは、青函フェリー函館ターミナル。

以前のターミナルは、待合所から延々と歩かなければなりませんでしたが、新たなターミナルはフェリー乗り場から数十メートルのところにあり、結構快適だったりします。

っということで、乗車したのは新車のにおいがするこちらのバス。

待合室から到着したバスが見えるところにバス停を設置するのは、けっこういい感じですね。

年末の帰省時期なのか、乗客は6人とマズマズな乗り具合。

ちなみに運賃は函館駅前まで200円と相当お安いですね。

 

っと、青函フェリーは徒歩客は乗船時は最優先で乗船できますが、下船に関していえば、車両甲板の車両を出して安全が確認されてからとなりますので、今回は15:25に到着予定のダイヤでしたが、実際外に出られたのは50分と相当なタイムラグがあります。

そのためでしょうか、フェリーからバスの接続は40~50分の余裕を見ているんですが・・・、もう少し短くてもよいような気もしますけどね。

まあ津軽海峡フェリーは専属の送迎バスですから、どんな融通も利くわけですが、青函フェリーは北海道観光バスの路線バスが乗り入れるといった形なので、致し方ない面があるんですが・・・。

 

青森~函館間、津軽海峡フェリーは2220円、青函フェリーは1600円と、さらに送迎バスは320円対200円と青函フェリーが圧倒してますが、設備を見れば青函フェリー「はやぶさ」を除けば、津軽海峡フェリーの圧勝といったところなんですが、正直4時間の船旅ならば施設はどうでもいいからとにかく安さが正義といった方もいらっしゃいますからね。

 

とりあえずは徒歩客に関していえば、五分の条件になったわけですが、津軽海峡フェリーはバス会社や鉄道会社と手を組んで、あの手この手で徒歩客を集客しています。

知られざる格安フェリーに位置に甘んじるるのか、それとも新たに徒歩客獲得となるのか?、これから更新するフェリーは旅客設備を充実させるのか?、これからの津軽海峡での戦いを興味を持ってみていきたいものです。