みなさん福岡~鹿児島を結ぶ高速バスはと問われれば、西鉄・南国等4社共同運行の「桜島号」を思い出すと思いますが、都市間ツアーの時代から、鹿児島市内に本社を構える南九州観光バスが一日一往復ながら、高速バスを運行しています。
そんな地味で目立たない高速バスの実態はどうなのよ?、と第4セクターがやってきたのは、博多駅筑紫口近くにある、九州内での移行組の牙城たるバスストップカフェ。
おしゃれなカフェの一部を区切って、バスラウンジと名称を付けて待合室としているものですね。
西日本新聞によると、月の運営費は100万円だそうですが・・・、まあカフェの運営費込みの値段でしょうが。
ラウンジ入口に係員がおり、こちらで名前を言ってラウンジの利用受付をしてもらい、待つことしばし、発車15分前に鹿児島行きのお客様はバス停の方へ移動してくださいとの放送が入り、200m程離れた東総合庁舎バス停へ移動。
まあ正直、よくもまあここのバス停が空いていたな・・・、お隣の西鉄のバス停は一日一本が発着するのみといった、路線維持目的のバス停だから確保できたんでしょうけど。
筑紫口の観光バス乗り場を占拠していた時代に比べれば、本当に路線バスらしくなりました。
乗車したのはこちらのバス。
横4列、縦12列、中央トイレ付きの車両。
まあ外装への突っ込みはおいておくとして、床の跡から見ると、改造前は3列独立シート車ではなかったかと思われます。
前後のシートがハイバックとノーマルと違いがあるのはご愛敬といったところではないかとww
乗客は若い人が多いのと、インバウンドの小グループが乗車して、約20人前後と平日にしてはまずまずの乗り具合。
開放休憩は、宮原SA19:30~50の一回のみ、桜島号はたしか2回ではなかったかと。
桜島号は定価5450円で、web早割10なら座席限定ながら2200円で販売。
一方の南九号は発車30分前まで空席があれば平日割2900円となっているんですが・・・、まあ正直言って、安かろう悪かろうを地で行っているのがなんともはや・・・。
一昔前の都市間ツアーでも、こんな経験は第4セクターはしたことがないと書けば、読んでいる皆さまは想像に難くないかとおもいますね。
南九州観光バスは、サンマリンツアーが運行する、サンマリンライナー福岡~宮崎線の営業譲渡を受け、いま拡大路線をひた走っているわけですが、老婆心ながらもう少し足元を固めないと、何かが起こりそうな気もするんですよね・・・。
第4セクターは、次の利用はないことは、はっきりしていると思います。