☆フジコ・ヘミング② "天国の前味編 その2 " | 土の器◆◇◆ Kaoriのブログ site A は site B に引越ししました!

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すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて評判の良いことに、また、何か徳とされることや称賛に値することがあれば、そのようなことに心を留めなさい。ピリピ4:8 新改訳聖書2017

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お立ち寄り頂いてありがとうございます。

🥤☕️🥤


こちらからの続きになります⤴︎


入門編もあります✨⤴︎


ピアニスト・フジコ・ヘミングさんは、幼

い頃からでありピアニスト・ピアノ教師

であった大月投網子(とあこ)さんから、

厳しく教えられ、

母 投網子さん


その後10歳位の頃から、ロシア生まれ

ユダヤ系ドイツ人で世界的ピアニストの

オニード・クロイツァーに師事しま

した。


小学生の頃のフジコさん⤵︎




ロシアのピアニストは日本のピアニストよ

りも倍音が豊かだそうです。

そのクロイツァー先生に、タッチについて

はとても厳しく教えられたそうです。


私は普段クラシックは聴きません。前回フ

ジコさんのコンサートに行った時より、音

楽に詳しくなったという事もないのです

が、今回演奏を聴いて、納得したことがあ

りました。  


音楽家やピアニストでフジコさんのピアノ

を、テクニックもないし認めない、好きで

はないとおっしゃる方々がいらして、以前

の私は、それがどうしてなのか全くわかり

ませんでした。


今回思ったのは、当たり前のことですが

ジコさんのピアノは、

1曲目から、フジコさんの世界でした。

ジコさんの音でした。


シューベルトもスカルラッティもショパン

もリストも全部同じ、フジコ・ヘミングの

世界になるのです✨✨


作曲家の世界に自分を寄せて行くのでは

く、作曲家を自分の世界に取り込んでし

うように感じました。


フジコさん自身は、

『うまく弾くことより

  作曲家の魂に近づくことを優先』 

されているとのことでした。

魂は確かに作曲家に近づいているのだと思

います。ただ、フジコさんの個性、その世

界があまりに強くて⁉️ 

私にはどの作曲家もフジコさんそのものに

感じられました。


その個性の強さ、フジコ節⁉️のような世

界が、苦手に思われる方もいらっしゃるの

かな⁉️と思います。

『センチメンタル過ぎる。』と評されるこ

ともあるようです。

(私はそんなところが好きでたまらないの

 ですが…)


またフジコさん独特の間(ま)、" ため "

あり、それが楽譜通りでなかったりす

るので、苦手な方もいらっしゃるよう

です。


リズムも、クラシックの私のイメージは、

い円が転がっていくように一定のリズム

のですが、フジコさんの演奏は、楕円が

転がって行くような、一定ではないリズ

ムがあります。 


前回のブログにも書きましたこちらのフジ

コさんのドキュメンタリーの中のフジコさ

んの言葉。


0:05:55〜

『私の場合は、ひとつひとつの音に色を着

けるように弾くからさ。』


0:39:52〜

『私が世界で1番うまいなんて思ってるっ

て言うんじゃなくて、私は自分のカンパネ

ラが1番気に入ってて、他の人の弾き方嫌

いなのよ。 

鐘(カンパネラ)はもっとも技巧を凝らし

て作った鐘。ひとつひとつに魂が入ってる

ようなさ。』


『ぶっ壊れそうなカンパネラだっていいじ

ゃない。私はぶっ壊れそうな繊細なピアニ

スト、芸術家の方が好きだもの。

あまり完全でさ、機械みたいなのは嫌い。

少しは間違っててもかまやしない。機械じ

ゃあるましいさ。』


ひゃ〜、カッコいい😍

ROCKだわ〜💕



この『間違えたってかまわない。』と言う

発言が嫌われたりもします。


でも、フジコさんは練習の鬼‼️ 

最近こそ1日4時間位なのですが(と言っ

てもこのご高齢で4時間は凄い✨)若い頃

は、大学のピアノの椅子に座ったらずーっ

と練習し続けるので、仲間が、フジコさん

は何時間座り続けるか観察していたほどだ

ったそうです。


60代でデビューをされてからもとても印

象的なエピソードがあります。


フジコさんの調律師さんが、ある時ピアノ

を見たら、ピアノのハンマーの白いフェル

トが、カッターで切られたように半分位に

減っていたと…ほぼ全てのハンマーがその

ような状態だったのかな⁉️


鍵盤を叩くとハンマーが持ち上がって、

このフェルト部分が弦を叩いて音が鳴り

ます。このフェルトの弦に触れる上の部分

がカッターで切り落としたように平らに削

がれていたそうです。


長年調律されて来て、フェルトがそんな風

な状態になったのは見たことがないと。

(私の教会の50年経つピアノのフェルト

 は古びていますが、全く減ったりはして

 いません😅)


それも短期間でそのようになったよう

です。


コンサートを控えてどれほど熱心に練習さ

れていたことでしょう。


ヨレヨレですみません💦


プログラム後半、私の大好きな、リストの

『ハンガリー狂詩曲 第2番』が‼️


本当にこれが聴きたかった😭

フジコさんのレパートリーの中で最も好き

な曲です。ファンの皆さんからの人気もと

ても高いようです。



特に4:24〜のグルーヴ感、凄いです✨✨

フジコさんって、ご自身もピアノも、

ROCKなんですよね💕

そこがROCK好きな私により響くのだと思

います。

この演奏を聴いた時、今死んでもいいなと

思いました✨😇✨。


たまに教会のメッセージで使われる言葉に

『天国の前味(まえあじ)』という言葉が

あります。

この世にいる時に天国の素晴らしさを味わ

える体験について言うのですが、この日の

コンサートはまさに、天国の前味でした。

89歳とは思えない素晴らしい演奏でした。


12月には90歳になられるフジコさん。

リスチャンで、天国への希望をお持ちで

すが、どうか少しでもこの世に長く留まっ

てくださって、私たちに天国の前味を味わ

わせてくださるようにと願ってやみま

せん✨✨✨。





 動画・画像お借り致しました 🙇‍♀️

 

 



私のもうひとつのブログです☺️⤵︎

                                 2022-07-07-thu

                               

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