1)入居者負担の主な費用
・賃料
・更新料
・ハウスクリーニング費用
・残置物撤去費用、ごみ処理費用
・修繕費
・早期解約による違約金・損害金
〇家賃保証で保証される範囲
・上記費用がどのような範囲(期間・上限金額等)で保証されるかは家賃保証会社毎に異なる場合があるので要注意。
2)孤独死発生時の保証
〇孤独死発生時の対応例
・孤独死発生→相続人への説明→原状回復
・孤独死が発生しても勝手に部屋を片づけられないため、時間を要する
〇保証終了日
・推定死亡時、発見日、退去明渡日など保証会社ごとに保証終了日が異なっている。
・災害発生時は、災害発生日を死亡時とみなしている場合もある。
3)明渡訴訟
〇明渡訴訟の流れと費用
・滞納発生(3ヵ月)→通知(1ヵ月)→裁判(~18ヶ月)→強制執行(1.5ヵ月)
・反論や控訴があった場合、1年以上の期間がかかる場合もある。
〇費用例
・訴訟費用:約50万
・残置物の撤去等:約30万
・滞納家賃:平均12ヶ月
〇保証額の上限
・保証極度額の設定額によっては、保証が不十分な場合も。
・保証限度額が、賃料24ヵ月分などと制限されている例もある。
4)原状回復
〇退去の主な種類
・任意退去
・孤独死
・無断退去
〇無断退去時の対応
・無断退去の発生→明渡訴訟→残置物撤去→原状回復
・賃借人が戻ってきた際に、損害賠償を請求されたり、住居侵入罪、窃盗罪等の刑事罰に問われるリスクがある。
〇賃借人の同意書がないと原状回復費が支払われないことも
・原状回復保証額の算出する際、賃借人の退去時立会確認書(同意書)の提出を求める保証会社がある。
5)逮捕拘留
・逮捕・拘留された場合には保証が終了となる保証会社もある。