みなさん、こんにちは ビートママです🐾
Cancer X は、がんと言われても動揺しない社会の実現を目的として設立された一般社団法人です。2月4日のワールドキャンサーデーをはさんだ1週間、30を超える有意義なセッションがオンラインで行われ、医学的な面からのがん研究、がん治療の展望と、がんになっても生きやすい社会のあり方について多くの方が語り合いました。150名を超える登壇者の中には、ワンステップの長谷川さんも!
私ことビートママが視聴したセッションから、心に響いたエピソードや治療に関する新しい情報などを、ご紹介していくシリーズ。ほんのさわりだけですが、ぜひみなさんと共有したいと思います。全12回を、週に2回ずつお届けします。
Cancer X セッションレポート①
情報 「どうすれば届く?発信者と考えるがん情報のあり方」
国立がん研究センターがん対策情報センターのセンター長である若尾文彦先生のお話を要約します。
災害に備えるのが防災、ではがんに備えるには?
もしも被災したら。災害に備えて、私達は「防災対策」を日頃から考えています。どこへ逃げるか。家族との連絡は。いざという時に備えて何を備蓄するか。
では、がんについてはどうでしょう。防災にたとえば「防がん」という考え方を、若尾先生が提言されました。
どの部位のがんになるかもわからず、そもそもがんに罹患するかどうかも未確定な状況で、人はがんについて情報収集をするでしょうか?しませんよね。するといざという時、自分が本当に罹患した時にびっくりしてしまい、一番情報を必要とする時にはパニックして怪しい情報をゲットしたり迷子になってしまったりしがちです。
罹患前に知っておきたいのはこれ!
とは言え、日頃から、罹患する前から、がんについて何を知っておけばいいのか。飲み物のカルピスにたとえると、濃い味のカルピスが飲みたい時もある、でも薄くてさっぱりしたカルピスが飲みたい時もあるかもしれない。それと同じで、がんについての情報も、罹患していない人には「もしもがんになったら、どういうところに相談にいけばいいか」ということだけでも知ってもらえればいいのではないか。詳細な薬や治療法についての情報は置いておき、ともかく相談に行くところだけでも知っておく。それだけでも意義があるのではないか。
自分が罹患した時、どこにいけば「怪しくないちゃんとした知識や情報」が手に入るのか、罹患当初はわからなかったという患者がたくさんいます。「主治医に、がん情報センターに行ってごらんなさいと、勧めて欲しかった」という意見も。主治医ではなくても、たとえば看護師、外来受け付け。そういうところで罹患直後からヒントがもらえる社会にしたいものです。
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確かに「防がん」という考え方は必要かもしれませんね。
2人に1人はがんに罹患すると言われながら、
多くの人は「きっと自分は大丈夫」と思ってしまいがち。
身近な方に「いざという時には落ち着いて情報を集めてね」と、
日頃から話しておきたいなと思いました。
では次回もお楽しみに🐾🐾
病気になって、山あり谷あり。
入院が長引けば、いつも食べられるはずのラーメンが、たまらなくいとおしくなります
今までだったら、ありふれた日常
がん患者になると
ありふれてなどいない
日常がかけがえのないものだとわかる
そんなことをみんな言わなくてもわかる仲間たちの集まりです。