みなさん こんにちは 事務局🐓です。
第30回おしゃべり会が1月17日(日)に開催されました。
※参加者のみなさんと記念撮影(おしゃべり会終了時に撮影)
今回の参加者は少し少なめでしたが、その分、もしバナでの感想共有やおしゃべり会の場面では、ゆったりといろいろな話ができたと思います。
今回は3部構成でした。
第1部 ワンステップ会員 青島央和さんの講演 「がんになって思うこと、伝えたいこと」
第2部 オンラインもしバナゲーム体験
第3部 おしゃべり会
<第1部>
青島さんの講演では、公務員として特に多忙なセクションでお仕事をされる中で肺がんになり、治療と仕事の両立の難しさについて、ご自身の治療の変遷や、気持ちの揺れ動きなど、たいへんわかりやすく語っていただきました。
がん患者など内部疾患患者の治療後の職場復帰をしやすくするべく、労働組合へ働きかけるなど、できるところから、でも着実に歩みを進めていることが伝わってきました。
ご自身は現在、切望して検査の結果判明したROS1変異に対する治療中で、薬との折り合いをつけるべく闘っておられます。病気のことを知り、一歩ずつ前進し続ける姿は、私たち患者を勇気づけてくださるものでした。
(※青島さんの講演スライドから)
<第2部>
オンラインもしバナゲームでは、もしバナマイスターの中村恵さんと大森泉さんのお2人の看護師さんを講師としてお迎えしました。
もしバナゲームとは、完治が困難な病気によって、余命が6か月から1年あまりと診断されたという想定で、その時自分は何を大切にしたいか、自分自身の気持ちと向き合い、示された7枚カードの中から、一番近いものを選ぶことを5回繰り返し、その中から、さらに大切な3つを選ぶというものでした。(オンラインでのルール)
カードは、例えばこのようなことばが書いてあります。
ここから1枚を選んで、コピー紙を6等分した1つの枠に、言葉を書きこみます。
同じことをカードを変えて5回繰り返します。
選んだ5つの言葉の中から、より大切な3つを選び、○をつけます。
たとえばこんな風になります。
ここまでみんなができたところで、4~5人のブレイクアウトルームに分かれました。
まずは自己紹介をして、話すお題も2つ、示されましたよ(決めてもらって話しやすかったです)
①今日の朝ごはん ②旅の想い出
そうしてお互いがちょっとわかったところで、そのカードをなぜ選んだか、ということを1人ずつ話していきました。
その人の置かれている環境だとか、考え方によって、いろいろなカードが選ばれていて、面白かったです。グループ全員が選んだ、というカードもありました。
選ぶカードは、状況が違えば、また選択もかわるもので、今回選んだものは、今の気持ちと思って、これに縛られることはないですよね。
対面式のやり方だと、自分が欲しかったカードを他の人が取っていく、なんてこともあるそうで、また全然違う結果になるんでしょうね。
楽しみつつ、自分の気持ちに向き合える。そんなもしバナゲームでした。
マイスターの中村さんと大森さんは、お2人ともとても柔らかく優しい方でした。最期が近いとき、という重めの内容を含むことで、緊張していた方もいらっしゃったかもしれませんが、みなさんリラックスして楽しめたのではないかと思います。
講師の先生方、ありがとうございました♪
<<シンキングタイムの画面から>>
大森さんからチャットにお知らせいただいた、iACPのサイトはこちらです。
https://www.i-acp.org
1人で、あるいは2人で、
また対面で4人で行うルールや、カードの入手方法なども記載があります。
<第3部>
おしゃべり会は、今回は40分ほど時間があり、各グループでゆったりといろいろなお話ができたと思います。
今回参加できなかったみなさんも、またの機会に是非ご参加してみませんか?
外に出にくい今ですが、いろいろなところにお住いの、肺がんやがんという共通点を持つみなさんとのお話なので、知らない方同士でも打ち解けやすいと思います。
お互いを尊重して、その場の話はその場限り、というのがお約束です。
患者さん本人だけでなく、ご家族の方のご参加もありますし、オンラインですと、患者さんとご家族の方ご一緒に参加されている方もいらっしゃいます。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています
病気になって、山あり谷あり。
入院が長引けば、いつも食べられるはずのラーメンが、たまらなくいとおしくなります
今までだったら、ありふれた日常
がん患者になると
ありふれてなどいない
日常がかけがえのないものだとわかる
そんなことをみんな言わなくてもわかる仲間たちの集まりです。