おしゃべり会開催しました!
字数制限により①と②と③と3つに分かれています
長くて、内容がたくさんある。
①から読んでくださいませ!
おしゃべり会開催しました①はこちら!
★つづき↓
山岡さんの講演のあとは通常のおしゃべり会へ。岐阜市市民病院の 澤 祥幸先生もそのまま参加してくださり、患者の質問に答えてくれました。今回は人数が多いこともあって、分科会でおしゃべり。
① EGFRの方
② 手術前、手術後の方
③ その他
家族の方もたくさんいたので、なぜ「家族」のくくりを作らなかったのか、非常に反省しています。次に生かしますので、懲りずにいらっしゃっていただけるとうれしいです。
今回、私・さくえもんは「その他」グループに入りました。そこに澤先生もいらっしゃり、そのお話が非常に印象に残っているので、ご紹介します。
患者さんの質問。
『治験の情報を得るのは、大変難しいのですが、かかっている病院の主治医が情報を持っていますか?』
澤先生の答え。
『実は、その情報を持っている医師とそうでない医師がいるのは、事実。だから、自ら勉強してたどり着いて欲しい。』
がん拠点病院の均てん化も進んでいるとはいえ、課題が残っているのも現実だと言います。
<自分のかかっている病院の実力はどうなのか?>
これ、患者は気になります。ステージが進んでいれば、なかなか思うようにならない現実を病院(先生)のせいではないか、別の病院なら自分のこれからは違うのではないか?そんな思いに駆られることがあると思います。
でもこれ、患者からはその病院の力(ちから)はわからないんですよね。少し前にNHKでがん登録のデータを使い、病院の実力を探ろうとする番組ありましたけど、結果は、「わからない」でしたもん。
腫瘍内科医がいるかどうかが目安になる、と週刊誌などでは書かれています。ある勉強会で国立がん研究センター中央病院の後藤悌先生はこう言っていました。
「呼吸器内科で20年しっかりと肺がんに関わり、勉強している先生と、資格を取ったばかりの腫瘍内科医で、どちらがいいか?資格を持っていないけど、20年経験・勉強している先生のほうがいいに決まっている」
そうなると病院の区別なんて患者はわからない。そしてわからないからブランド病院志向になる。でも厳しい現実もある。悪循環。
結局のところ、病気の現実に対して自分がどう納得するか、ということになるのかなと思います。僕ならば、病院がどうこうということではなく、「なんでも先生にお任せしない」という姿勢で先生とコミュニケーションをとり、治療に向き合っていく、ということだと考えています。
また、澤先生はこんなこともおっしゃっていました。
「患者会やサロン他で、自分の気持ちを吐き出せる人は、治療効果にも影響を与えており、治療成績が高いというデータがある。」
気持ちの吐露が精神的な負担を軽減するだけでなく、治療にもよい影響を及ぼしているんですね。理解し合える仲間との触れ合いは大切なんだなと思いました。
ずいぶんと長くなりましたが、おしゃべり会報告はこれにて終わりです。
山岡さん、澤先生、おしゃべり会に参加してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
そして、会議室を無償提供してくださった日本肺癌学会にも感謝です。ありがとうございました。
またおしゃべり会やりますので、ぜひ来てくださいませ。
最後にお知らせです。
日本肺癌学会が11月26~28日までパシフィコ横浜で開かれます。
山岡さんのお話に興味を持ったら行ってみませんか?先生たちのプログラムに参加することもできます。普段、診察室でしかお会いしたことない先生たちが勉強している姿に出会えるかもしれません。そんなとこ行ってもわからんよ、という方には患者・家族向けのプログラムがあります。わかりやすく、肺がんのことや最新がん情報をいろいろ教えてくれるみたいです。28日には今回登場した山岡さんが、世界肺癌学会のことを語る場もあります。
地元に帰って、がん友に「○○知っている?」なんて偉そうにしたりして(笑)そんなのも楽しくないですか。ワンステップ!は積極的に学会に参加していきたいです。
申し込みが必要です(11月12日まで)
★京都食事会のお知らせ
10月30日 午後6時30分~8時30分まで京都駅付近で食事会します。
関西方面の方、ぜひ参加してくださいませ。
参加希望の方はメールくださいませ
mail@lung-onestep.jp
肺がん患者の会 ワンステップ!
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