広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
その日は土曜日でした。私はバスで家に帰ることにしました。
すでにバス停に留まっていたバスは、私が乗るまで待ってくれていました。正確に言えば、足の不自由なご婦人が安全に乗り終えるまで大事をとってくれていました。
私は、以前もバスに乗って感じたことを思い出しました。つり革をもって立っているのはお年寄りばかりなのです。
最初は高齢者社会だからな、と思っていました。しかし、しばらくして後ろを振り向くと、若者がまばらではありますが座っていました。
そして例外なく、スマホから目を離しませんでした。もし周りを見れば、お年寄りばかりが立っているので代ろうかと思うかもしれません。
私は二つのことを考えました。一つは、本当に高齢者社会だと。
もう一つは、いくら若者が高齢者を支えようとしても、数や熱意が圧倒的に不足していると。
私は車内を見渡しましたが、「お年寄りや体の不自由な人には席を譲りましょう」という標語は貼られていませんでした。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。
