広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
先日、2年ぶりにある患者さんとお話しました。きっかけは、花とお手紙をいただいたからです・・・。
手紙は
ひがき先生
まだ何とか命を繋げております。
あと何か月いや何日なんて考えないで楽しく愉快に生きていこうと思っております。
良い先生を紹介下さり感謝でいっぱいです。ほんのお礼の気持ちです。
〇〇〇〇
後日、電話に出られた声は生き生きとされていました。
「2年前でしたか・・・。CT検査の結果、肝臓に腫瘍が見つかってから肝転移の治療をしてきました。しかし、経過が思わしくなく、昨年12月26日には「あと3カ月」と余名宣告を受けました。今は肝機能は高いのですが、それほど症状はありません。どうしてかと先生にお尋ねしたら、腫瘍マーカーが落ち着いているからだろうと言われました。私はこうして元気です。いつまでもつかはわかりませんが、毎日好きなことをして生きたいと思っています」
とのことでした。
まるで他人事のように、自分の状態を客観的にみられる方はそんなにおられないと思います。どれだけ生きたかではなく、どう生きたか、が大切だと私は思いました。
不思議と、来年の今頃も私と電話で話しているような気がしました。この度は、きれいなお花をありがとうございました。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。