術後造影CT検査のお手柄 ③ | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 70歳を過ぎたその方が、ひがき乳腺クリニックに来られたのは約8年半前でした。右の21㍉大の浸潤性小葉がんに対して、広島市民病院乳腺外科で乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検が行われました。

 放射線治療の後は、今日までひがき乳腺クリニックでレトロゾールを処方させていただきました。この度、広島市民病院乳腺外科で定期検査として、造影CT検査が行われました。

 すると、左乳房に約10㍉大の濃染像が認められました。視触診では異常なく、マンモグラフィでも所見がみられませんでした。

 場所も、CT検査の結果を参考にしなくてはわかりずらいと思いました。エコーでは7.6㍉大でしたが、穿刺吸引細胞診の結果は良性でした。

 広島市民病院乳腺外科で手術した結果、7㍉大の浸潤性小葉がんでした。左も右と同様、乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検が行われました。もう少しで卒業という時期ではありましたが、早期で見つかってよかったと私は思っています。

 場所がわかりずらいところなので、造影CT検査をしていなければ発見は先になっていたでしょう。

 

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。