違反をしなければいいだけなのに・・・ | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 私が広島市民病院外科に仲間入りしたころ、週に何回かある早朝のカンファレンスに遅刻すると、罰金(1000円)をとられました。無断で欠席したときは、2000円と倍になりました。

 若い先生方は深酒の後は、カンファレンスルームで寝るようにしていました。そうすれば、100%遅刻を回避できたからです。

 時代の流れの中で、罰金制度に対して批判がおこりました。その中で、私だけは最後まで制度の継続を求めました。

 私の理屈は制度が悪いのではなく、遅刻するほうが悪いと思ったからです。過労や体調不良によって誰が見ても遅刻はやむなしのケースでは、罰金は免除されていたのです。

 連座制とは、選挙において、候補者や立候補予定者と一定の関係にある者が買収罪などの選挙違反で有罪となった場合に、候補者や立候補予定者本人も当選無効や立候補制限という制裁を受ける制度です。

 今の自民党は、企業献金の禁止や連座制の導入には反対のようです。前者は賄賂そのものですし、後者は違反さえしなければ済むことですから問題はないように思われます。

 もし、今の政府がこの二つを野党と足並みを揃えたとしたら、そっぽを向いている国民も、自民党を見直す気がします。

 

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。