満九歳になりました | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 9年前の4月21日、ひがき乳腺クリニックは本通ヒルズの7階で産声を上げました。単純に9年と考えると、生まれた子が小学3年生を終了する年であり、小学校に入学した子が中学を卒業する年となります。

 別の尺度で考えると、乳がんの手術を終えた患者さんが、あと1年で卒業という時期に来たとも取れます。要するにあと1年で、私が乳がん手術をさせていただいた3000人を超える患者さんのすべての方々が、術後10年経過されることを意味しています。

 もし、私が定年前に広島市民病院を辞めていなければ、それだけ卒業式が先送りされていたことを考えると、あの時の選択は間違いではなかったと、改めて思います。

 私の自慢は、この9年間にスタッフが年齢や病気の理由以外ではやめておらず、一人一人が長期にわたって働いてくれていることです。もちろん、私もまだ眼鏡の助けを借りずに仕事ができています。

 私以上に働きものの洗濯機も、酷使に耐えて開業時から持ちこたえてくれています。ひがき乳腺クリニックの財産は、患者さんでありスタッフです。

 無事9年を迎えられたことを、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。乳がんにかぎっても、新たに1000人を超える方たちとの出会いがありました。

 これからも財産を大事に守っていきたいと思います。この9年間、本当にありがとうございました。

   

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。