広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
50代前半のその方は、毎年6月に検診センターで乳がん検診をうけられていました。あと3か月で検診予定だったその方の胸に腫瘤が触れたので、その方はすぐにひがき乳腺クリニックに来られました。
触診でも硬い腫瘤を蝕知し、マンモグラフィでも石灰化を伴う腫瘤が認められました。針生検の結果、HER2陽性の乳がんと判明したため、MRI検査やPET-CT検査ののち、広島市民病院に紹介させていただきました。
ひがき乳腺クリニックに来られた一月後には、T2N2aM0乳がんの診断で、術前化学療法が始まりました。それから半年後、乳房全切除、腋窩郭清、同時乳房再建手術が行われました。
術後の病理検査では、リンパ節転移は消失し、乳房内には非浸潤がんが残っているだけでした。術後は、放射線治療ののち、残り14回のトラスツズマブ+ペルツズマブ治療をひがき乳腺クリニックで行う予定です。
この方が、セルフチェックをしておらず、予定通りに定期検診をうけられていたらどうなっていたのでしょう・・・。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。