広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
コロナ禍の中、年に1-2回のがん拠点病院受診を延期したり中止した場合はどうなるのでしょうか?
それでは、なぜがん拠点病院受診が必要かを考えてみましょう。もっとも大きな理由は、再発した際の治療のためです。
再発には大きく分けて局所再発か、全身への遠隔転移かに別れます。局所再発は、ひがき乳腺クリニックで定期的に行っている視触診、乳腺エコー、マンモグラフィでまず診断が可能です。
それでは遠隔転移はどうでしょうか。ひがき乳腺クリニックで定期的に採血する腫瘍マーカーや、患者さんが訴えられる自覚症状により診断されることもあります。
しかし、早期の再発はCTなどを行う必要があります。ただし、それを行う意義については賛否両論あります。
いずれにせよ、再発が疑われたり確定すれば、(たとえ定期的な受診がなくとも)必ずがん拠点病院に紹介されます。乳がんの手術を受けられた際の進行度にもよりますが、ひがき乳腺クリニックで経過をみさせていただいている患者さんのなかでも、CTなどで再発が確認される方は数えるぐらいしかありません。
以上により私が申し上げたいことは、次の通りです。
再発をさせないためのホルモン剤の内服などは、このようなご時世だけにきちんと行って再発の防止に努めていただいたほうがいいでしょう。最低限の検査、視触診、エコー、採血、マンモグラフィなどは省略しないほうがいいでしょう。
なぜならば、その通院のためのメリットはコロナに感染するリスクを上回ると考えられるからです。しかし、それ以上(たとえば、がん拠点病院受診など)は時と場合により・・・延期などは止む負えないかもしれない、ということです。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。