広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。
60歳前の患者さんが診察室に入られるなり、「まだ手足がしびれるんです」と言われました。その方は、7年半前に私が広島市民病院で、乳がんの手術をさせていただきました。
乳がんはそれほど大きくはありませんでしたが、バイオマーカーをみると、トリプルネガティブでKi-67は85%もありました。
私は迷うことなくその患者さんに、EC-Tという化学療法を計8回行いました。ありがたいことに、現在半年ごとにひがき乳腺クリニックに通われているその方には、再発はなさそうです。
それにしても、タキサンの後遺症はこんなに長く続くのか、と驚いてしまいます。私はその方に、もっとひどい後遺症で悩まれている方の一言を紹介しました。
「先生、今でも手足の指先に麻痺が残っているということは、私のからだ中の隅々までまだ抗がん剤が効いてくれているんですよね」
手術当時には言えませんでしたが、Ki-67が85%ある方はめったにおられません。私はその方に、毎回のように「まだ手足がしびれるんです」と言われても、今お元気なことを喜びたいと思っています。
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。