夕涼みがてら近所を散歩していたら、街灯の下でクワガタを見つけました。
けっこうデカいヒラタ。
目測メジャーが壊れてなければ57〜58ミリくらい。
うちの近所はどのつく田舎ですが、お世辞にも自然が豊かとは言えない「取り柄のない田舎」。
それでも夜の街灯下にはコクワくらいならたまに落ちてます。
ヒラタは2年くらい前にメスを拾った事がありますが、こんなに大きなオスを見たのはかなり久しぶりです。
ヒラタはうちにたくさんいるので別に用はないんですが、ほっとくと爆増してる野良猫に弄り殺されること必至なので、保護のつもりで捕獲。
明日あたり山に放してやろうと思い、手に掴んで家路を急いでいると、前方に知らない親子が歩いているのが目に入りました。
小学生くらいの男の子とお父さん。
並んで夜道を歩く後ろ姿を見ていると、
そうだよなあ、
クワガタは本来猫じゃなくて、子供の遊び相手であるべきだよなあ…
そんな思いがふと湧いてきて、気づいたら声をかけていました。
…
「いる」との事。
最近の子は虫の掴み方を知らないのか、それとも都会の子だったのか分かりませんが、
「どうやって持つの?」と聞いてきたり。
お父さんも知らない方の人みたいで、
「挟まれてみたら?w」
などとぬかしていたので、
いいですか、
ヒラタは日本のクワガタの中で挟む力が一番強いんですよ。
このくらいの野生個体のアゴが一番痛いんです。
自分も子供の頃指をやられて骨が見えるくらい抉れましたから。
なんてことは
一切教えず、
挟まれないようにね(^^)
とだけ言ってプレゼントしました。
あとで後ろの方から、
「痛いッ!!」
と叫び声みたいなのが聞こえたような気がしましたが、ちゃんと注意しておいたので、気のせいでしょう(^^)
そうやって色々知っていくのだよ。
悪い大人ですね(笑)