仙太郎 京都 丹波工場 レビュー

京都の亀岡・南丹地域は老舗和菓子店の工場が点在している。
何故この地に和菓子工場が多いかというと、和菓子の製造には美味しい水が必要で、この地域の水がとても綺麗だから、だそう。
その中でも山深い南丹市に工場がある「仙太郎」(工場直売)に初めて行ってみた。
https://www.sentaro.co.jp/shop/tanba.html
仙太郎とは
京都に創業し130年以上の歴史を持つ和菓子屋。
いろいろな有名百貨店に店を出していて、行列が絶えない人気店。
丹波工場、その模型
工場直売とはいえ、購入できる商品は限られている。
「ご存じ最中」と「釣鐘最中」
仙太郎といえば、最中!
最中は、素朴なお菓子なので、原材料の良さが問われるところ。
『仙太郎』は添加物を一切使用していないそうので、安心。

2種類のもなかを買ってみた。
「すぐ食べます」といえば、できたてを持ってきてくれます♪
「ご存じ最中」の名の由来は、2代目仙太郎さんが歌舞伎好きだったため、歌舞伎の中の見栄を切る言葉の1つ「ご存知弁天小僧」を文字ってその名が付けられたそう。
「ご存じ最中」だとちょっと大きすぎるな~という方には「釣鐘もなか」
三井寺の弁慶の引き摺り釣鐘の故事が名前の由来らしい。
どちらも中の餡は同じで、あんこの量が違う。
45gと90g!
工場の敷地内を散策できて、ちょうど桜の時期
(ちょっとピークは過ぎていた、でもまだ咲いていない桜もあったので、長いこと楽しめる感じ)
だったので、景色を見ながらいただく。
あんこたっぷり
素朴な味わいで美味しい。
けど、個人的には、中村製餡のもなかの方が好きかな。←個人の感想です
中村の方が、あんこはもっとあっさり、皮はもっとパリパリ。
それより、六方焼がとーーっても美味しかった
六方焼きの中はこしあん。
私は元々こしあん派なので
地味だけど、間違いない、素朴なおいしさ。
釣鐘最中は1個で満足だけど、これなら5個ぐらい食べられるわ
大丸とか、百貨店の仙太郎はいつも並んでいるので、わざわざ並んでまでは買わなかったけど、今度工場に来たら、できたての六方焼を買いだめする←工場、遠いけどな…

最中(もなか)の歴史
平安時代にその名の起源があり、江戸時代に現在の形が確立された。
語源の起源(平安時代) 『拾遺和歌集』(11世紀初頭)で源順が詠んだ「水の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のもなかなりける」が語源とされている。
宮中の月見の宴で出された丸い餅菓子を「最中の月」と呼んだことが名称の由来。
みやびだな~
今までだったら、「美味しいなぁ」で終わりだったのだけど、ブログを書くにあたり、歴史やら名の由来やら、公式ページを見たり、AIさんに知識教えてもらったり、色々勉強になっている。
最中の歴史なんて今まで考えたこともなかった
ひとえに読んでくださるみなさまのおかげです。
おおきに!!感謝!

最近の人気記事













