信長協奏曲のおいっちゃんは母親可愛い | 叙情夜話ブログ

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コバルト文庫・破妖の剣について語っています。ネタやレビューや考察など色々。
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のぶながきょーそーきょくーーーー!(ドラえもん風に)

 

 

やきう民YASUKEの存在意義が問われる中、いよいよクライマックスである本能寺の変が近付いて参りました。

ここから怒涛の引き延ばしに入るのが少年ジャンプ式ですが、ゲッサンではどうなのでしょうね?

高木さんという安牌がいるから安心して完結できるのかな?

 

 

男性読者は恐らく常に穏やかな笑みを浮かべ文句を言わない帰蝶の方が好きなのでしょう。

 

 

私は断然おいっちゃん派です。

子供たちに対してそっけない我が道を行く母親というキャラが青年誌で受け入れられたのは、何気に凄いことだと思います。

 

 

漫画に出てくる母親は自己犠牲こそが美徳とされることが多いですし、そうでなければオバタリアン(古語)。

姉と見まごうような美貌で息子を溺愛する。もしくは薄幸の未亡人……と、だいたいパターンが決まっています。

 

史実でのお市の方も悲劇の美女として描かれがちですが、今作ではそういう重苦しさを感じさせない新たなお市像を生み出しました。

 

信長の方が先に死ぬので、お市の方の最期までやってくれる可能性は薄いどころか、今現在の展開では柴勝との再婚まで描いてくれるかすらも怪しいですが、あまり期待せずに待ってます。

 

この美しい家庭を壊したサブローとかいう現代人を許すな

 

 

CGに頼らずトーンを極力使わない絵柄。

歴史ものは登場人物のほとんどが黒髪束髪。それでこれだけのキャラの描き分けができるのはすごい。

うまい人でも「美人やイケメンはみんな同じ顔」になりがちなのに、この人の絵は眉や目の形までそれぞれ違っていて、区別をつけようと努力しているのが伺えて好感が持てます。

 

 

協奏曲の連載が終わったら、新・まんが日本昔ばなしのキャラデザとか、民話の挿絵とかやって欲しいです。