今回は、2000年代ずっと傍らにあった曲たちをご紹介します。音楽も好き好きがありますから、お付き合いいただける方は聴いてみてください。
90年代の終わり頃に出会った曲たち、いつの頃からか、聴かなくなっていたのをふっと思い出し、最近また聴いてみました。
90年代後半はまだ中韓の日本への風当たりも今より強くなくて、自分も日本が侵食されつつある状況などつゆ知らずの時代。2000年代に入って徐々に、テレビのニュースから聞こえてくる海外の日本への反応が、ネガティブなものばかりになり、いや違う!日本はそんな国ではない!という気持ちから無意識に日本を強く意識していた気がします。ネットに触れるようになった数年前にやっと日本の状況を知るまで、ずっと本当の日本を追い求める気持ちが、これらの曲を特に好んで聴いていた理由かもしれません。
父が東北出身で、うちに東北民謡のレコードがあり、子どもの頃から東北民謡に馴染んでいたのか、尺八や笛の音色が好きです。だからといって、ばりばりの邦楽好きというのではなく、和洋関係ない色々な楽器演奏で尺八や笛のメロディーで和を感じられる曲、なぜかそんな曲に惹かれるます。たくさんある中の、最初に出会って印象深かった3曲をご紹介します。一見、ばりばりの邦楽?と思うかもしれませんが、和洋折衷なのがわかると思います。
曲目紹介も添えておきます。2曲目は、動画がイメージ通りのがなかったので、CDジャケット画像のみの動画を選びました。実は、この2曲目が一番好きです。
※m(_ _)m今回は曲と映像なので、動画を視聴できない方には申し訳ありません。
また、添付・リンク等上手く出来なかったらごめんなさい<(_ _)>
WINGS OF THE EAGLE
Uttara Kuru Wings of the Eagle 5:36
翼を広げ、鈍色の空を悠然と舞う一羽のイヌワシ、その眼下に見えるのは雪に埋もれた峰峰と小さな村。尺八のソロで始まるこの曲は、自然の厳しさと生きるものの力強さを感じさせます。尺八がこんなにも表現力に富んだ楽器だった、と言うことを再認識させられます。
WINTER DANCE
Uttara-Kuru:Winter Dance 4:46
タブラのリズムと篠笛のメロディーで始まるこの曲、原始的なエネルギーを感じさせます。大きな焚き火を囲んで躍る村人たちの幻想的な一夜をイメージさせます。こんな風景が誰も知らない何処かで今も繰り広げられているかもしれません。
WOODEN SHIP
Wooden Ship by Uttara-Kuru 4:27
尺八とアコースティックギターの奏でるメロディーは、ゆったりと流れる川面に浮かぶ、一叟の渡し舟を思い浮かべます。春と呼ぶにはまだ早い日の午後、舟はまるで、川の流れと戯れているようです。のんびりと麗らかな日です。