ノボの生き活きトーク 693号: 一日に冬と夏が同居 | 生き活きノボのブログ

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 朝から絶え間なく雨が降っている那珂市です。でも思ったよりも寒くはなく、久しぶりの本格的な雨に、梅雨や夏が近づいていることを予感します。

 このところ、五月晴れは長く続かず、周期的に雨が降ります。まあ、これも例年のことですから驚きませんが、この5月に驚いた気象現象があります。それは、気温の言動の大きさです。一年という期間には春夏秋冬の季節があり、寒い時期や暑い時期が同居しています。こういう気温の変化の傾向は当り前であり、それによって季節の移ろいを感じ、一年を退屈せずに過ごせるものと思います。もっとも暑さが苦手な人は夏を、寒さが苦手な人は冬を嫌うことになるのでしょうが。

 この季節の移ろいは、年間を通して生じるものですが、それがこの5月には、たった一日で顔を出しました。それはほかでもない、最低気温と最高気温に現われ、朝方は4℃、日中は25℃を越える夏日になりました。こういう自然現象はこれまでにもあったのでしょうが、毎日をいい加減に過ごすノボは気が付きませんでした。ノボにとって4℃の気温は冬であり、25℃以上は夏の感覚になります。つまり、一日の短い時間に冬が来て、すぐに夏が来たことになります。簡単に言えば、一日の気温の変動が大きいだけであり、別に驚くようなことではないのかも。でも、一日の間に自然現象として冬と夏を体験することは、中緯度の平地においてそうざらにあることではないようにも思います。最近の天気予報は親切になっており、服装のアドバイスまでしてくれますが、これも一日も気温の変化が影響しているのか。

 しかしながら、一日のうちに冬と夏が同居する現象の頻度が多くなれば、我々の服装だけでなく、いろいろなことに気を遣う必要が出てくるかも知れません。気温に敏感な農作物や花々など、その栽培に気配りし、路地での栽培が難しくなるとか。逆に気温差を好むものには天国になるのか。でも、様々な動植物のことを考えると、人間に対するのと同様、好ましくはないでしょうね。地球の平均気温がわずかに上昇する温暖化現象のうち、わずかな平均気温上昇よりも、気温の変動が極端に大きくなることの方が身近に怖さを感じます。

 寒さよりも暑さや豪雨などが毎年記録を塗り替えますが、そういうニュースを聞いても、ノボなどは喉元過ぎればで、ただ単に驚くばかりで、何か改善する方策を実行しようとはなりません。まあ、暑い夏はエアコンを使わず、扇風機とうちわ、風鈴の音でしのぐくらいが、関の山なのか。これとても、いろんな方面から、我慢せず室内を28℃に保ち、暑い日中は戸外に出ることを控えるよう、という圧力を感じますが。どうもノボはこれからを生きる人種ではないのかも。

 とは言っても、よく冷えたビールを、毎夕グイッと飲むのは大賛成であり、今年も大いにビールにお世話になりそうですが。 (令和6年5月13日)