ハヤトです。
滝子さんに交際を申し込んでみたものの「ハヤトを幸せにする自信がない」という理由で保留にされたわけですが。
交際を保留された経験なんてないものだから、この場合はどういうムーブが正解なのかわかりません。
いや、とりあえずひたすら待つしかないんでしょうが……。
なんの連絡もせずに待っているってわけにもいかないので、その翌週あたり、とりあえずこれまで通りデートにお誘いしました。
休日にとある市街地にある人工滝を見に行ったのですが、その帰りに寄ったカフェで滝子さんは言いました。
滝子「あの……この前のお返事なんですけど」
ハヤト「あ、ハイ!」(とうとう来るか……?)
滝子「もっとハヤトさんといろんなところに行ってからお返事したいなって思ってるんです。
もう少し待ってもらってもいいですか……?」
ハヤト「あ、ええ……もちろん!」
明るく返事をするハヤト。
でも、いつまで待てばいいんだろう……たぶん「いつまで待てばいいですか?」なんて聞いちゃだめなんだろうな……。
そんな忸怩たる思いを抱えつつも、表面上は今まで通り仲良くメッセージのやり取りをつづけ、また2週間後ぐらいに俺から誘っていっしょにディナーを食べたりしました。
でも、そこでもとくにお返事はいただけず。
(俺から聞くこともしていないですが)
そして、そのデートを境目に……俺の方から滝子さんに連絡するのをやめてしまいました。
なんというか……
簡単に言うと
萎えた
の一言になりますかね……。
滝子さんの返事を延々と待つ間に、
「こんなに返事をしぶるってことは、たぶん滝子さんは俺のこと好きでもなんでもないよな……」
「あれ、でも俺って本当に滝子さんと付き合いたいのかな?」
「待てよ、どうして滝子さんと付き合いたいって思ったんだっけ」
「こんな必死になって、すがりついてまで付き合いたいのか?
俺のこと好きでもないアラフォー女性と……」
というような心境に陥ってしまったんですね。
いや、それはおまえ崖っぷち婚活弱者男性としては傲慢な考えだろ、少しでもチャンスがあるなら諦めずにガンガン行けよって言われたらその通りなんですけれども……。
俺がメッセージを送るのをやめたあと、滝子さんからメッセージが届くことはありませんでした。
想像ですけど、たぶん彼女もホッとしていたんじゃないかな……と思います。
重々わかっていたけれど、ままなりませんね……四十代の婚活は……。