皆さん、こんばんは。古村勇人です。
今日は秋晴れの中、ついに行ってきました。今年6月のオープン以来、たくさんの方に勧められて気になっていた「日本橋とやま館」です！
まず驚いたのは立地条件。三越前駅のB5出口から出るとすぐ横にあり、日本橋三越の向かい側になっています。
中に入ると目に飛び込んできたのは、国指定伝統工芸品である井波彫刻の欄間が展示された「観光交流サロン」。祖父が台湾に欄間の技術を伝えた職人だった自分としては、懐かしさで足が止まりました。
そして、立山連峰に自生している立山杉で作られたという格子の大壁面。ガラス張りの窓からは光が差し込み、その前には伝統工芸品がズラリと並んでいます。従来のアンテナショップのイメージにはないスタイリッシュな空間にテンションが上がりました！
今や「曲がる食器」として世界中から注目を集める錫（すず）を使用した「能作」の商品から、手の体温が伝わり凍ったアイスを溶かしてくれるという「高田製作所」のアイスクリームスプーン「15.0%」までが揃っています。昨年、高岡市の高橋市長にプレゼントして頂いて以来、この魔法のスプーンはハーゲンダッツを食べる時に愛用しています。
そして、その隣には、富山自慢の銘酒を楽しめるこんなオシャレな「トヤマバー」がありました。県内17軒の蔵元による地酒から3種類を飲み比べできるメニューもあり、これは日本酒好きにはたまりませんね。
続いて、ショップフロアへ行くとお客さんがいっぱい！ますの寿司、氷見うどん、氷見牛カレーといった定番はもちろんのこと、発売時にテレビで宣伝させて頂いた「越中富山 幸のこわけ」シリーズもありました。高岡銅器と山中漆器を融合させた「四津川製作所」のスタイリッシュなぐい呑みも人気商品です。富山の新米フェアも行われていましたよ。
そして、一番楽しみにしていたのがこちら。「天然の生け簀」と呼ばれる富山湾から直送された獲れたてきときと（＝新鮮）の海の幸が楽しめる「富山はま作」のお料理です。これを見て下さい！立山連峰を描いたカウンターの大きな欅の組子細工は必見です。
今日は初めてだったので、ミニコースの「はま作御前」を注文！お刺身、焼魚、白海老の唐揚げ、むぎやポークの角煮に、ばい貝の旨煮、ますの甘露煮、べっ甲寄せといった富山の家庭料理までが楽しめる内容になっており、どのお料理も実においしい本物の味でした。食後には白玉ぜんざいが付きます。
ご主人の浜守さんともあっという間に親しくなって話していると、お刺身の一品だった手作りの鯛の昆布締めを見せてもらいました。
そして、ごはんは富山産コシヒカリを上市町の湧き水である「穴の谷の霊水」を取り寄せて炊いているというこだわりぶり。何から何まで富山づくしなので、これは間違いありません。ホッとして食べれたのは、いつものふるさとの懐かしさを感じていたからなのでしょうね。富山の食文化を東京でじっくり味わえる絶品ランチでした！！
ちなみに、一緒に行ったのはピアノコーラスグループ「Psalm（サーム）」のメンバーとして活躍してきたモリマツコウスケ君。7月に木内晶子ちゃんが朗読劇を上演したアートスペース「表参道NOSE art garage」のオーナーとして出会いました。同じ富山出身の同世代、実家は南砺市の「森まつ菓子舗」ということで話が盛り上がり、一度ゆっくり会おうということになったのです。
先月、11年間の活動を経てグループからの卒業を決めた彼。今後は音楽活動だけでなく、様々なアーティストの育成やプロデュース業を展開しようという言葉からは静かな情熱を感じました。YouTubeでは『手紙』という素敵な曲を見付けたので紹介しておきます。今度、ディナーショーを開催する時には、このハイトーンボイスでコーラスをお願いしようかな（笑）。
今日は東京にいながら富山をたっぷり感じるいい時間を過ごせました。いつかはここで富山の魅力を発信するイベントもしたいですね。皆さんも富山入門スポットとしてぜひお出かけ下さい！！
