2018年の甜菜(シュガービーツ)栽培計画 | はやて号の栽培雑記

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賃貸テラスハウス庭先で楽しんでいる、ブルーベリーやパイナップルなどの栽培雑記です。

今年も購入しました。甜菜(シュガービーツ)の種です。

一昨年から挑戦している甜菜栽培、今年も挑戦しますニコニコ

 

昨年の栽培で、ついに念願の完全自家製ブルーベリージャム作りが出来ました。予想以上に美味しいジャムでしたし、もっとたくさん食べたかったな…と思っています。そこで、今年は甜菜の収穫量を増やす事を目標に栽培してみたいと思います。

 

 

その前に、まずは2017年の甜菜栽培を振り返ります。

栽培計画

 

2017年3月5日 播種

直播ではなく連結ポットに播種して屋内で育苗しました。

 

2017年3月25日 間引き

予備を含めて何とか必要本数を確保出来ました。

 

2017年4月2日 ポット上げ

温度管理が適切に行えず徒長してしまったため、予定外でしたが定植前にポットへ上げました。

 

2017年4月8日 定植

深型プランターへ定植しました。甜菜根腐・葉腐病対策でイネ科植物(小判草)を混植しました。

 

2017年6月8日 一株間引き

生長不良の赤い株を間引きしました。

 

2017年8月6日 イネ科植物の補植

混植相手の小判草が枯れたため、パープルファウンテングラスを補植しました。

 

2017年9月3日 コガネムシ幼虫被害により3株早採り

夏を越せたと思った矢先に、60匹ものコガネムシ幼虫にひげ根を食害された3株を早採りしました。

 

2017年11月11日 2株収穫と砂糖作り

残る2株は無事に栽培期間を満了して収穫に辿り着きました。

 

その後、現在も予備株は栽培中です。

2018年1月5日の様子

春にとう立ちさせて種が採れるか試験中です。

 

2017年の結果は以下の通りでした。

  • 収穫出来た甜菜は5株分でした(9月3日分が、392g・363g・252g。11月11日分が、973g・が139g)。
  • 採れた砂糖の量は合計で168gでした。(9月3日分から94g・11月11日分から74g)。

無農薬で甜菜根腐病・葉腐病を出さずに夏を越えられたのは大きな収穫でした。

2017年に行った甜菜根腐病・葉腐病対策(培土せず原因菌の侵入口となる地際部を露出させて清潔に保つ、原因菌を減らす効果のあるイネ科植物を混植する、枯葉をこまめに取り除いて株元の風通しを良くする)は効果があったと見てよさそうです。

 

2017年の栽培の問題点は以下の通りです。

  • 屋内育苗時に温度管理が適切に行えず苗が徒長した。その結果、生長不良の株が出てしまった。
  • 病害虫を呼び寄せる窒素過剰を恐れて追肥をしなかったため、夏場以降の生長が鈍くなってしまい重量にばらつきが出た。
  • 主根の太い甜菜はコガネムシ幼虫に耐えると思って対策していなかったため、ひげ根を食害され早採りせざるを得なくなった。
 
2017年の結果をもとに、2018年の栽培計画を考えてみました。

収穫量を増やすのが目標ですが、栽培スペースを広げて収穫量を増やす事は出来ませんので、株数は2017年と同じで1株当たりの収穫量を2017年より増やせるようにしたいと思います。

  • 屋内での育苗はせず、4月上旬頃にプランターへ直播する。
  • 定期的に追肥をする。
  • コガネムシ対策をする。
  • 甜菜根腐病・葉腐病対策をする。
ざっとこんなところでしょうか。
 
育苗については、本場北海道では栽培期間を確保するため3月中から育苗を行っていますが、暖地の当地(さいたま市)では直播でも十分栽培期間は確保出来ますので、苗の徒長の可能性がある育苗は行わずに直播する事にします。
 
追肥については、窒素過多が怖い(病害虫を呼び寄せるため甜菜根腐・葉腐病の遠因にもなる)ので2017年は行いませんでしたが、2018年は窒素控えめ・カリ多めの追肥を肥料効果の切れるタイミングを見計らって定期的に行ってみたいと思います。
 
コガネムシ対策については、まだどのように対策するか具体的には未定ですが、何らかの形で対策したいと思います。
 
甜菜根腐病・葉腐病対策は2017年の対策で効果がありましたので、同様に行います。この対策のうち、イネ科植物の混植についてですが、2017年の小判草は途中で枯れてしまったので、2018年は雑草のエノコログサ(昨秋採種済)を使おうと思います。
 
さて、2018年の甜菜栽培、果たしてどうなるでしょうか?今年も美味しい完全自家製ブルーベリージャムにありつきたいものですウインク
 
 
 
以下、余談です。
 
甜菜根腐病・葉腐病対策用に混植するイネ科植物ですが、実はもう一品種用意しています。その名はずばり…
 
竹糖
 
です。高級砂糖の和三盆糖の原料となる、本州在来種のサトウキビです。以前から栽培したいと思っていましたが、ある方から種茎を2個譲って頂ける事になりましたクラッカー(春先に送って頂ける予定です)。
 
サトウキビというと大きくなるイメージですが、竹糖は細黍と呼ばれる通り、沖縄のサトウキビよりも小さい品種です。それでも背丈は1mを越えるようです。プランターではギリギリのサイズだと思いますが、試しに栽培してみようと思います。
 
また、竹糖は以前は本州でも栽培されていたそうで、本州では埼玉県でも栽培記録があるそうです。なので、当地(さいたま市)でも十分に栽培できるのではないか、と思っています。
 
ただ、竹糖から砂糖を作るには相当量を栽培しなければいけないでしょうから、砂糖作りのメインには考えずに、まずは甜菜の混植相手として栽培してみたいと思います。