1月6日の事です。埼玉県某所の製材所で針葉樹皮(バークチップ)の販売をしていると聞いて、片道2時間半かけて購入してきました。
自分にとって、針葉樹皮(バークチップ)はブルーベリー栽培を始めた頃に知って以来、ずっと興味がある資材です。しかし、近場で入手出来る目途が無くて諦めていた資材です。
昨年末に、埼玉県某所の製材所で軽トラ1杯100円の値段で販売している、という情報を得たので、もしかしたら継続して購入出来るようになるかも、と思いアポイントを取り、意気揚々と出掛けました。
ドライブがてら平原綾香さんの名曲「ジュヒダー」を口ずさみつつ、製材所に到着しました。
ところが…ここでは販売単位は軽トラ1杯が基本だそうで、原則として小売りはしていないのだそうです。自分は農家では無いので軽トラは持っていません。
無駄足か~と思いましたが、今回は特例で自分で袋詰めするなら、という条件で100円で売ってもらえました。それが幸いして自分で選べたので、ちゃっかり用土用に向く特に細かい針葉樹皮を選んで袋詰めして来ましたが。
と言う訳で、今回のみのスポット購入ですが、90L3袋分の針葉樹皮を確保出来ました。我が家の栽培本数なら2年分位の量にはなりそうです。継続購入できるのであれば、針葉樹皮を我が家の用土の主体にしたいと考えていますので、継続購入の目途が立たなかったのは残念ですが…。
どなたか、さいたま市から行ける範囲で針葉樹皮(バークチップ)を小売りしている製材所をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご教示下さい。
話変わって。
我が家ではベリーズライフさんの「デネブCoCoブレンド」というブルーベリー専用用土を使っています。この用土は、スーパーCoCoファイバー・スーパーCoCo短繊維・ココチップ・パーライト等(ベリーズライフさんのHPより)で構成された用土で、ブルーベリーの栽培でよく使われるピートモスが含まれない用土になります。
以下、我が家の環境・栽培方法の下での自分の主観です。
これまでの様子を見ていると、デネブCoCoブレンドはラビットアイ系のブルーベリーとの相性が良いようで、ラビットアイ系ブルーベリーはこの用土にしっかりと根を張りとても良く生長します。
対して、ハイブッシュ系のブルーベリーではやや過湿気味になる傾向があるようで、夏場に調子を崩して根腐れを起こす自根株が数株ありました。そのため、ハイブッシュ系自根株の栽培用に排水性を高めるような用土構成の変更の必要性を感じています。
自分が以前より針葉樹皮に興味があるのは、ある方のブログで針葉樹皮+ピートモスの用土構成で乾燥気味に栽培すると生長が良い、という話を聞いたからです。
今回大量に用土向きの細かめの針葉樹皮が手に入りましたので、本格的に針葉樹皮主体の用土構成への変更を検討したいと思います。そこで、今回はまず自分が興味を持つきっかけになった、ある方の用土構成を再現して、現在我が家で使っているデネブCoCoブレンドと保水性・排水性を比較する実験をしてみたいと思います。
実験に必要な資材を揃えました。
同じサイズの6号鉢を2つ用意しました。
左側は現在の我が家の用土構成(デネブCoCoブレンドLタイプ+鉢底にベラボンLサイズ)。
右側はある方の用土構成(針葉樹皮+ココピート)。
本来の構成では針葉樹皮+ピートモスですが、「ピートモスは樹皮の隙間を埋める資材として使っているだけ」との事ですので、ココピートで代替してみようと思います。
吸水前のデネブCoCoブレンドLタイプ+ベラボンLサイズの重量は313gでした。これに120gのデコレーションバークでマルチしますので、合計重量は433gになります。
吸水前の針葉樹皮+ココピートの重量は441gでした。同じく120gのデコレーションバークでマルチしますので、合計重量は561gになります。
マルチ以外の各資材を3時間半ほど水道水に浸けて吸水させます。なお、当地の水道水のpHは7.0でした。
用土構成を再現します。現在の我が家の用土構成からです。
その上へ、デネブCoCoブレンドLタイプをれます。
デコレーションバークでマルチして完成です。
完成後の重量は885gになりました。吸水前後の重量差452gが吸水した水の量という事になります。
ある方の用土構成を再現します。
単体の針葉樹皮を鉢底6cm程度入れます。
その上へ、ココピートと1:1位でブレンドした針葉樹皮を入れます。
完成後の重量は1039gになりました。吸水前後の重量差598gが吸水した水の量という事になります。
吸水量で比較すると、樹皮用土の方がデネブCoCoブレンドLタイプより多く吸水しています。
この2鉢をしばらくの間ブルーベリーの鉢が置いてある庭先に置いて、毎日重量を測ってみれば保水性・排水性を比較出来るのではないか、と思います。また、実験終了時には用土のpHも測ってみたいと思います。
実験の結果はまた後日に。