レガッタでしたが、疾風には強風でした。 

軽く10ノット以上で走れる風。

冬にずぶ濡れになるのは避けたいので、セーラーズムーンに乗せてもらいました。

はい、軟弱です。

結局2艇の参加。大型艇なので、ほとんど濡れず、日出港へ到着しました。 

日出港周辺の地図とレストラン情報

 

セーリングクルーがヨットから桟橋に降りる

 

港に停泊するヨットと漁船

 

日出まで来たので、大盛りの名店、「でんすけ」へ。

噂通りのボリュームでした。

ヨットを手に入れ、クルーからオーナーになったメンバーのお祝いでした。

新オーナー、ごちそうさまでした。

ハンバーグ定食とビール、名店のでんすけ

 

帰りも強風。

今夜の花火大会の台船と競争。

ヨットから見た風景、クレーン船と街並み

 

家で夕ご飯を食べたあと、花火大会に再びハーバーへ戻りました。

夜空に輝く花火大会の様子

 

夜空に咲く花火大会の画像

 

当然、前日のベランダからよりも大音量で迫力がありました。

夜空に広がる花火と街並み

合理的な判断をすれば、台湾有事など起こるはずがないと考えています。
台湾の世論は独立の望まず、現状維持を支持しています。

中国は現状維持なら武力統一はしないと表明し、法律まで作っています。

台湾有事の危機感を煽るのは、防衛費増額を国民に納得されるためとしか思えません。


台湾有事を日本の存立危機事態(自衛隊の出動)とした高市首相が、高い支持を受けているとの報道に驚きます。 日本人の多くは戦争をためらわないのだろうか?

平和を望む国民になったと思っていました。


米軍が台湾有事に出動しなければ、日本の存立危機事態になりえません。
政府が、日本からの米軍出動を許さなければ、中国が日本を攻撃する理由はありません。 米軍は日本の基地から発進できなければ、勝てる見込みはないため、米軍の参戦は考えられません。

台湾有事に対して、日本は存立危機事態を避ける政策を取れます、if you want。

 

中国が台湾を海上封鎖しても、日本への物資輸送などを行うシーレーン(海上交通路)は、少し遠回りするだけで、存立危機事態にはなりません。

 

高市総理の「台湾有事答弁」の答弁は、政府として考えられた答弁ではなく、高市総理の個人的見解だったことが、明らかになりました。 極右の支持ほしさに、日中関係をガタガタにしてしまったことが明白になりました。

 

 

 

さらにこじらせて、政府は中国軍機によるレーダー照射を問題にしています。
レーダーを発射するのは、主に敵を探索するためと、いわゆるロックオン(射撃管制装置で、敵を捕捉すること。)のための主に2種類あります。
敵を探索するためにレーダーを発射することは、危険ではありません。
ロックオンされたことを、抗議しているのだと思いますが、政府の表現は曖昧です。
 

最新の戦闘機のレーダーでは、ロックオンと探索を一つのレーダーで行います。 昔のような明確な周波数による区別は無くなっています。  艦船のレーダーは、別々のレーダーです。 艦船からのロックオンは極めて危険です。

自衛隊制服組トップの内倉浩昭統合幕僚長が12月11日の記者会見で、レーダーの照射が火器管制の目的なのか捜索などの目的なのか判断できないと述べています。 抜粋します。

 

 

記者が質問

「これまでの防衛省の説明ですと、レーダーの照射が火器管制の目的なのか捜索などの目的なのか、照射を受けている側は判断できないという説明でしたが、その後の調査や当時の状況についての分析によって、何か中国側の意図・狙いについて分析はございますでしょうか」

 

内倉統合幕僚長の返答

「ご質問をいただきましたとおり、戦闘機のレーダーは捜索のみならず火器管制の目的も有しておりまして、照射を受けた側はその目的を必ずしも明確に判別できません。そして事案が起きてから数日たちましたが、その間に分析が出たかということなんですが、そのお尋ねの件につきましては、私どもの能力を含めて手の内が明らかになるためお話しすることはできません」と答えた。

 

日本政府は、レーダー照射がロックオン(火器管制の目的)であるから抗議したはず。 「目的を明確に判別できない」のなら、なぜロックオンだとして大騒ぎしているのか?

専門家である自衛隊が、ロックオンを明言しないのでは、政府の抗議に意味はなくなる。 政府はどのようにロックオンと確認したのか?

ロックオンではないのなら、日本はイチャモンを付けているだけではないか。
自民党の小野寺五典安保調査会長は、使用されたレーダーがミサイル発射のための「射撃用」だと説明しているが、自衛隊は、この理解を支持しているのか。

 

内倉統合幕僚長のさらなる答え

「自衛隊側のレーダーの使用ですが、部隊に確認したところ“していない”ということが確認できました」

自衛隊機は肉眼だけで探索するはずがない。 少なくても探索レーダーを発射しているはず。ロックオンと探索とを明確に区別して、軍事の専門家はインタビューに答えるべきだ。忖度のために、曖昧にしたのか。  

 

高市首相になってから、イライラが続く

今度のマンションでは、食洗器が備え付けられていますが、容量が小さい。

私が、皿洗いから解放されるために、前のマンションから持ってきた食洗器も設置しました。 しかし、システムキッチンは壁に面していないために、食洗器が落っこちそう。

 

地震対策用品をネットで検索しました。  

粘着でも有効かもしれませんが、私には、ネジ止めの安心感がありません。

 

 

 

 

1ヶ月後の結論は、100均のブックエンドを使うこと。

ブックエンドと食洗器に穴を開け、システムキッチンの裏側にタッピングビスで固定しました。 裏側なら傷も目立ちません。

食洗器の転倒防止策 ブックエンドで固定

 

食洗機をブックエンドで固定

 

いつものチープな解決法でした。

2025年10月のセイリングは、10回でした。 

レースの日以外は、午後 2時からの軽い散歩です。

 

2025/11/02

 
2025/11/03
1.7ノットで航行中。
セーリング中のヨット、遠景に街並みと山
 
2025/11/07
 
2025/11/30
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Sailors Moonグループを中心に忘年会をすることになりました。

LINEでメニュー決定に盛り上がり、買い出し、場所の準備などでに早めに集合。

オーナーの矜持?で、飲むためのグループではないと、忘年会の前にレースしようと、いつもよりさらに「ゆるい」 レースをしました。

 

幸い小春日和の微風。

参加艇は、4艇。  

スタート前の各艇。

 

Cybel325

ヨットレースと忘年会 Sailors Moon

 

Leo

セーリングレースと忘年会、黒帆ヨット

 

Sailors Moon

セーリングレースで勝利したセーラーズムーン号

 

序盤は、2から0ノットの船速でしたが、一時は5ノット。

ヨットレースのGPSとスマホ画面

 

波のないアビームの微風でしたので、疾風に超有利。

後続は見えません。

セーラーズムーン忘年会 レース中の海

 

13時半に日出 一文字防波堤へ到着しなかったので、 一文字がゴール。一等賞でした。

写真でフィニッシュ時刻の記録。 

セーリングレース中のヨットのデッキ

 

レース後、北浜ヨットを会場にして、13人が参加の楽しい忘年会になりました。

有難うございました。

濃霧の中での衝突事故の確率を減らすには、レーダーを装備するのが合理的ですが、私のヨットの乗り方と財政からは、手が届きません。

 

濃霧対策として、スマホのナビに、AIS情報を簡単に表示できるようにしました。  しかし、相手の船がAIS送信機を搭載していなければ、役に立ちません。

この夏ヨットと衝突事故を起こした砂利採取運搬船「第三十八さだ丸」は、長さが65mとヨットに比べると遥かに大きな船ですが、498総トン。 

500総トン未満まので、法律はAISの搭載を要件していません。

ヨーロッパでも売れている中国製のAIS送受信機は、35,000円。 この値段なら漁船を始めとして小さな船にも普及すると思います。

日本では小型船の安全よりも電波法の遵守優先ですので、AIS送受信機が安くならず、普及していません。


濃霧対策第2弾として、相手のレーダーに自分のヨットが良く映るように、レーダー反射器(Rader Reflector)の勉強をしました。 

恥ずかしながら、箱から出して組み立てたのは29年前の1回だけ。 船検のときに「積んでいます」と箱を見せるだけでした。

ECHOMASTERレーダー反射器、ヨットの安全対策

 

勉強した結果、結論は、

レーダー反射器は有効であるが、死角がある。 360度全方向に有効ではない。  

反射板は注意深い見張りに代わるものではない。

反射板の吊るし方によって、反射性能が大きく弱くなる。 フルに性能を発揮するためには、

  • Edge Onの吊るし方をしてはならない。
  • モノハル ヨットは、Double Rain Catch Position で吊るすべき。
  • マルチハル ヨットは、Catch Rain Position で吊るすべき。

レーダー反射器の吊り方3種

レーダーの仕組み:
アンテナからパルス状の電波を発射します。
発射された電波が目標物(船、雨粒、波など)に当たって反射し、その反射波をアンテナが再び受信し、目標物をモニターに写します。
レーダーの仕組み:船の受信と反射波

FRP、カーボンや木造のヨットは、電波をよく反射しないので、レーダーで発見されにくい。 マストが金属ですが、細く曲面なので、反射波の殆どは、レーダーの方向に戻りません。

反射電波が弱いと、豪雨や波浪の大きいときには、雨や波に紛れ、レーダーで発見されにくくなります。

レーダー波と反射の仕組み図

 

そこで、電波を強く反射するために、レーダー反射器が必要です。 

レーダー反射器は、直角に交差する3枚の金属板で構成され、電波を発射した方向へ反射します。

レーダー反射器の仕組み図

 

これまで、レーダー反射器は、下の写真のように頂点を上にして、ぶら下げて使うものだと思っていました。 Edge Onです。 しかし、この吊るし方では、船が揺れ傾くと、反射した電波をレーダーの方向に戻さない場合が多いことが、わかりました。

 

レーダー反射器:レーダーの方向と反射

 

上の図のように、レーダーの電波が縁の方向の場合、左下図のように、全面積が有効に電波を来た方向に反射します。 

ところが、レーダー電波の方向が、縁の方向から少し(例えば1度)ずれると、 黄色の有効な反射面に当たった電波だけが、レーダーに戻ります。 ほどんどの電波はレーダーに戻りません(青色)。反射能力が著しく小さくなる方向の範囲が広いのです。

 

これは、水平方向の360度だけではなく、船の前後左右の傾きに当てはまります。

安定した反射でなければ、レーダーの操作をしている人に捕らえてもらえません。

海上では、波で揺れることが当たり前なので、Edge Onは避けるべきですね。

レーダー反射器の有効面と死角

 

正しい使い方は、「Rain Catcher」と呼ばれる、1つの三面体(ポケット)で雨を受けるように設置する方法(下の写真)。 1つのポケットが上向き、もう1つが下向きとなり、残る6つのポケットは円周上に配置される。これによりポケットからの反射を最適化し、反射の死角や隙間を最小にします。 船が大きく傾くと、能力は落ちてしまいますが、疾風のようなマルチハル ヨットの場合、最大10度ぐらいの傾きなので、問題はありません。
ヨット用レーダー反射器、Catch Rain Position

大きく傾く普通のヨット(モノハルの)の場合には、「Double Catch Rain (ダブルキャッチレイン)」が良いそうです。これは、1つの平面が船体軸に沿って垂直に配置され、他の2つの平面が垂直から±45°の角度で配置されるもの。これは傾斜角度が小さい場合は、理想的ではありませんが、船体が傾斜するにつれて「キャッチレイン」位置に近づきます。

レーダー反射器の吊るし方

 

勉強して、思ったこと その1

チューブ型のレーダーリフレクターを付けたヨットをよく見ます。

これらは、参考文献3と4のテストで酷評されています。

ヨットのマストとレーダー反射器

直径2インチ(5センチ)のチューブ型については、参考文献3(1995年のテスト)の中で、「あらゆる状況下で検出されず、風圧も最小限であるため、ステルス爆撃機にとって優れた追加装備となる可能性があります。」と皮肉たっぷりの評価を受けています。

常時設置しているという誤った安心感を船長に与え、危険です。

1995年のテストで、最低の評価だった製品が、今も製造販売されているのは不思議です。

 

下のグラフは、直径4インチ(10センチ)チューブ型のテスト結果。 0度、1度、5度、10度、15度の傾きに対するRCS(Rader Cross-section)。

RCSとは、 波の照射を受けたときにアンテナの方向に電波を反射させる能力の尺度。

4インチチューブ型レーダー反射器のRCSグラフ

 

私の使っているDavis Echomaster (Catch Rain Position)の結果。 

レーダー反射器 RCS測定グラフ

 

勉強して、思ったこと その2

日本小型船舶検査機構の技術基準が改正され、2010年以降に建造される船のレーダー反射器には、新基準が適用されます。 

「水平方向360°のうち240°以上にわたってレーダー断面積が2.5㎡以上で、かつ、レーダー断面積が2.5㎡未満となる方向が10°以上連続しないこと 」

レーダー反射器の傾きにより、反射性能が大きく変わることがを基準では考慮していません。 「画竜点睛を欠く」基準です。 

 

 

参考文献:

1. 小型船舶用航海用レーダー反射器の効果的な取り付け方
https://www.kaiho.mlit.go.jp/04kanku/safety/toritukekata.pdf

2. Davis Echomaster Superior In SRI Radar Reflector Tests
http://honeynav.com/wp-content/uploads/2016/06/radar-reflector-tests-SRI-complete.pdf

3. Safety At Sea Studies - 1995 Radar Reflector Tests
https://www.ussailing.org/wp-content/uploads/2018/03/radar-reflector-tests.pdf

4.“Performance Investigation of Marine RadarReflectors on the Market”
https://assets.publishing.service.gov.uk/media/547c705540f0b6024400008d/Radar_reflectors_report.pdf

 

5.  航海用レーダー反射器の取り扱いについて   日本小型船舶検査機構

https://jci.go.jp/topics/pdf/topi_h221004.pdf

 

今使っている健康保険証は、明日から使えなくなるとのニュースです。

実際には、今使っている健康保険証で、2026年3月末まで、受診が可能です。

 

健康保険証を毎日持ち歩いています。  

マイナンバーカードを持ち歩きたくないので、マイナ保険証を登録していません。

そのため、これまでのクレジットカード サイズのプラスチック(左側)に代わり、紙の「健康保険資格確認書」(右側)を持ち歩くことになりました。

健康保険証と資格確認書

大きな紙なので、カバンの中で、すぐにヨレヨレになってしまいそうです。
ヨレヨレが嫌なら、早くマイナ保険証に切り替えろと、意地悪されているように感じます。

この続きです。

 

AIS受信機として、Matsutec Model AR-10を購入しました。

Aliexpressで、7,514円。アマゾンでは品切れです。

 

これまで使っていたRTL SDRと違い、NMEA183信号をスマホに直接USBで送ってくれます。  つまりデータ変換アプリの実行は不要。 AvNavの起動は超簡単になりました。

AISを受信したいときに、AR-10をスマホに接続するだけ。

Matsutec AR-10 AIS受信機とRTL-SDR

 

AR-10を、外部アンテナに接続して受信性能を改善しました。

AIS電波は、直進するため高いところに置くほうが良いのですが、水平線の船まで探知できれば充分だと思います。 

ボートから見える街並みと海

 

船室内でのAR-10、スマホ、アンテナの接続のようす。

スマホ アプリはAvNav。 このブログで何度もAvNavを紹介しました。

このスマホ(サーバー)からWiFiテザリングで電波を発射します。 

AIS受信機 AR-10とスマホ画面

 

それを、コックピットのスマホ(クライアント)で受信して、ブラウザーでAvNavの画面を表示します。

10km以上離れた船のAIS信号を受信できています。AIS受信機アプリAvNavで船の位置表示

 

持っているスマホは画面が6インチと小さいので、それだけが不満。

明るいタブレットがほしい。 古くてもいいのだけれど。

2025年10月のセイリングは、3回。

セイルが破れて新調中だったので、お休みでした。

 

2025/10/26

スクエアトップのセイルの初セイリング。

GPS 8.2ノットで快走中。

セイルヨットで航海、GPS 8.2ノット 

 

風が強くて、私のセンスでは、新セイルの効果はわからない。

青い海に白い波、遠くに山並みと町並み

 

帰港後、3Dプリンターで作ったオートパイロットの接続部品が割れて転がっていた。

割れた3Dプリンター製オートパイロット部品

 

2025/10/29

スクエアトップセイル、海を快走

ヨットで航海中、晴れた空と山並み

 

2025/10/30

ヨットで街並みを眺めながら航海

 

水面を進むボートと山並み

2025/11/08 レース前日

早朝7時前にフェリー乗り場の食堂で、評判のサバの焼き魚定食で朝食。

車がないため、ヨットハーバーに閉じ込められ、たいくつな一日でした。

 

オーナーのOさんから、tacktickの風速風向トランデューサーと表示装置が無線接続しないと相談。 ネットで調べながら、やってみたが不成功。 壊れている? 

Tacktick風速計の故障

 

2025/11/09 新門司マリーナ ヨットレース

レースは微風で始まりました。

「Sailors Moon」に乗せてもらいました。 「Sailors Moon」は、先日のレースでジブセイルを破ってしまい、予備のセイルで出場。 これが問題。

風上に向かうと、ジブ セイルを締めても裏風。 

裏風が入らないようにすると、アビームでしか走れない。

2回タックしてようやくスタート ラインを切った。

まるで疾風のようなタックアングル。 普段は素晴らしい登り角なのだが、・・・。

おそらくセイルが硬すぎて、超微風ではセイルのカーブを作れなかったのでしょう。

 

レースの終盤に風が吹き始め、風上にも進めるようになった。

ヨットも大きく傾き、快適なセイリング。 

強風の中、ジブ シート締め上げるとシートがプッツンと切れた。 予備のロープに代えて風上へセイリング。 タックしてジブシート締めると、反対舷のロープも同様に切れてしまった。 が、そのままゴール。

決してくたびれていないロープが左右とも切れるとは。驚きです。

 

レース結果は、13位。

後半のセイリングは満足のいくものでした。

新門司マリーナヨットレース結果一覧

 

レース後すぐに出発して姫島、別府を目指す準備をしていましたが、オーナーは、高齢者セイラーの安全を考え、このままヨットを置いていく決断。 

強風は、これから2日間続く予報でした。

本当に助かりました。

楽しい3日間の新門司セイリングでした。