鉄分補給 | Life is good!

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車やバイクはもちろん、鉄道も大好きな私。
JR通勤となる冬季は、札幌駅で鉄分を補給すること多々あり。
なんせ北海道の場合、札幌駅がほぼ全ての特急列車の発着駅となるので、見ていると飽きないのです。

と言う事で、仕事終わりに真っ直ぐ帰宅しないで「北の大地」を口ずさみながら札幌駅をウロウロ…

♪緑が萌える平野をまっしぐら
線路はのびる列車は走る
ロマンを求めてゆく者たちを
優しくいだいてくれるとこ
北の大地は果てなくなつかしい
我は今北海道

(ほぼ怪しいオッサン…)

早速網走から走って来た特急オホーツクが入線。
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ちょっと古めかしい気動車


営業距離1,067km
この車両は、キハ183系1500番台。
たしか1986年製造だったので、かれこれ35年も走り続けているのね。
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車体各部に傷みが見られます


そもそもJR北海道は、旭川~札幌~小樽、札幌~千歳~苫小牧~室蘭だけが電化されているモノの、それ以外の路線は、非電化。
函館や網走・北見、釧路、稚内などと直通運転するには、気動車を使用せざるを得ないのです。
長距離にして北海道特有のシビアコンディションの気象条件の中を走る車両は、傷みも進むってモンです。


次に函館から走行してきた特急スーパー北斗が入線。
営業距離318.7km
入線してきた車両は、製造されてまだ5年程度のキハ261系1000番台。
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キハ261系1000番台 奥には札幌近郊形の721系電車


ここ数年、北海道の長距離都市間特急は、このキハ261系1000番台の白と黄色のヘッド車両にどんどん置き換えられているようです。
新車とは言え、従来からある車両のリメイク版。
一時は、新型としてキハ285系を試作して運転実験を続けていたけれど、不祥事が続いたり新幹線も導入する事もあって、JR北海道は、人と金と技術を新幹線に振り分ける事となり、在来線の速達化をあきらめてしまったのが残念。
まぁ、このキハ261系1000番台は、特急形電車に引けを取らない加速力を有しているバケモノ気動車なんですけどね。


続いて旭川から特急ライラックが入線、回送されていきます。
旭川との営業距離は、比較的近くて136.8km
仕様車両は、789系0番台特急形電車。
ここに来てやっと特急電車が登場。
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先頭車両には、旭川の旭山動物園をイメージして動物のイラスト入り


この789系0番台特急形電車は、元々は、東北新幹線が八戸まで延伸された際に、海峡線を経由して八戸~函館を結ぶ「特急スーパー白鳥」として製造されました。
青函トンネル内の高湿度の中を距離20km以上にもなる上り勾配を時速130kmで走り続ける事に特化した、これもまた隠れたバケモノ電車なのです。

その後、新幹線が新青森まで延伸した際には、新青森~函館を結んでいたのですが、新幹線がついに新函館北斗駅まで延伸されたことから、海峡線から札幌~旭川を結ぶ特急ライラックの車両入れ換えとして活躍の場を移したのでした。
なんだか特殊能力がもったいなく感じるのは、私だけでは無い?
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キハ261系1000番台とクリソツ!


でも、この789系0番台特急形電車は、ひとつの礎を築いていて、この型からJR北海道の特急用の車両は、電車・気動車を問わず、車体はステンレス製になり、デザイン・部品の共通化が図られ、整備コストの削減に繋がっているそうです。


ちょうどJR北海道の主力社畜輸送用有蓋車「カ731形貨車」が入線。
帰宅としますか。
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JR北海道の731系通勤形電車


うーん、鉄分補給した!

♪白雪光る山並み深い森
汽笛はひびく旅愁を誘う
春待つ心を大切にして
北の大地は希望を育ててる
生きてる命の暖かさ
我ら今 北海道 
(やっぱ怪しいオッサン…)