その3 超低出生体重児で生まれた娘を育てるうえで大切にしてきたこと。
林田キヨです。
私が超低出生体重児で生まれた娘を育てるうえで大切にしてきたこと。
その3 今を大切にする。
(他と比べない。過去未来を考えすぎない。)
私が娘を育てるうえで、
生きているって楽しいと思ってもらえるようにかかわる。
そのために私は家族の太陽になることを決めました。
しかし思うようにいかないことがありました。
それは私の中で突っかかりとなる、
「同じ年齢の子どもと見比べてしまう。」
「過去を嘆いてしまう。」
滞在週数が少なく、発達も良くなく生まれた娘。
6月生まれが、2月生まれとなり、
学年が早まってしまった娘。
同年齢の子どもからだもぐぅーんと小さく細く、
発達もかなり後ろからついていく。
母としてでなく保健師として娘の発達を見てしまい、
まだ起きていない未来のことを考え、
悲観してしまう。
すると娘を抱いていても笑えない。
笑顔を作っても、それは娘にはわかってしまうのです。
そして間違いなく自分の身体をいじめてきました。
他の子は順調に育っていて羨ましい。
娘はまだ○○ができない。
娘も普通に生まれていたら。
すべてにおいて過去と他人と比べていました。
しかし夫は他の子と比べることありませんでした。
また動かしようのない過去を悔いることもありませんでした。
「○○(娘の名前)は遅いかもしれないけど、
元気に育っていく。」
と夫は自分に言い聞かせるように必ず言うのです。
「○○(娘の名前)はこんなことができるよ。
すごいね。」
と小さなことを見逃さず褒めるのです。
一日何回も。
「他の子と比べたって仕方がない。」
と私には必ず言うのです。
娘は元気な子で、やる気のある子です。
これは本当に夫のおかげだと思っています。
そして自分も過去や未来を思うのではなく、
今を大切にしたい。
他人と比べることをせず、
娘をしっかりと見たい。
私はそう決めて行動を変えました。
行動パターン、
考え方、
人との付き合い方。
たくさん本を読んだり、
考えを整理したり、
話を聞いてもらったり、
実際に行動したり。
そんなことをしながら、
わたしなりの修正方法を見つけました。
何年もかかって。
そうすると娘の対応も、
夫への対応も
家族の雰囲気も変わるのです。
そして私の周りの空気も変わってくるのです。
あるとき突然スイッチを入れたように
いい方向に変わってしまうのです。
その4 超低出生体重児で生まれた娘を育てるうえで大切にしてきたこと。