ご報告が遅れましたが、
おととい金曜日は、宮城県・山元町の山下中学校で、中学3年生の皆さんに向けて
「進路・職業を決める時に考えたこと」をお話ししてきました。
僕を含め、3人の社会人が自身の経験をもとに「人生の選択」について話したのですが。。。
正直、僕の人生はかなりの「変化球」ですから。。。(笑)
これから受験高校を決めるという中学生に、参考になるかどうか、ちょっと心配しながら、思うところを話しました。
自分の場合、
・大学=教育学部で運動科学の研究
・大学院=途上国の成長と環境保護の両立性の研究
・ソニー(財務部)
・フリーキャスター
・政治の道
という流れです。
経歴として、一貫性がない。人によっては、「何がしたいの?」という人もいます。
僕も、これが自分じゃなかったらそう思うでしょう。。。
一貫していたものがあるとすれば、
「その時々で、自分が『アツい!』と思うことをやる。」
人生は一回しかないので、よりエキサイティングなものが待っていそうなところに飛び込んできた、という感覚です。
自分が強い興味、情熱を持てる分野なら、その先の「目標」を具体的に考えることができます。
違う世界を経験してきても、その時点でいる世界で、10年後、20年後の姿は思い描きながらやってきました。
別の世界に行けるチャンスがきたとき、その世界に行った場合の自分の将来の姿を描いてみて、「これは面白いかも」と思えたからこそ、全く新しい世界に飛び込んできた、ということになります。
やってみてわかったことですが、全然違う世界に行っても、それまでの経験は結構活きるものです。
大学院では、運動科学の研究で身に着けた分析手法を取り入れ、
ソニーでは、大学院の研究で得た東アジアの知識がかなり役に立ち、
ラジオDJ・ニュースキャスターになってからは、スポーツも含めてそれまでの経験がすべて活きました。
今回中学生お話ししたのは、
「今、とても興味のあるものを極める道を探せばいい。
そのうえで別に興味を持つものが出てきたら、その都度どうするか、自分で判断すればいい。
ただし、判断の責任はすべて自分。」
ということでした。
僕の経験上、30代半ばくらいまでは、全く違うことをやり始めても何とかなるもの。
だから、自分が「どうしてもコレをやりたい!」と思うなら、どんどん挑戦すればいいと思います。
ただし、それには相当な努力が必要になるはずですから、覚悟は決めなければなりません。
・・・ということを、果たして中学生にきちんと伝えることができたのか。。。
「ああ、こういうおじさんもいるんだな」と思ってもらえたらなら、それで充分かもしれません。