今日のTVタックルで、消費税増税の逆進性をどうするか、の議論がありました。
具体的には、
「給付付き税額控除」がいいか、「軽減税率」がいいか、という話です。
それぞれおおまかにいうと、
○給付付き税額控除
→一定額より所得の少ない人に対し、所得税を減免。
さらに、所得が著しく低い人に対しては、現金給付をする。
(問題)
・所得を正確に把握するのが難しい。
・現金給付はただのバラマキではないか。
○軽減税率
→生活必需品は消費税を軽くする。
所得が少ない人は支出に占める必需品の割合が大きいので、低所得者対策になる。
(問題)
・「うちの業界・会社の商品は税を軽くしてくれ!」という陳情がたくさんきて、「じゃあ軽くしてあげるけど。。。わかってるよね?」ということで、利権構造が生まれやすい。
どっちも一長一短かもしれませんが、少なくとも前者は正確に納税額を把握できれば可能。
骨は折れますが、歳入庁を設置すれば大きな問題はない。
軽減税率は一見もっともですが、利権構造が生まれてしまう時点でダメ。
ということで、どっちがマシかと言ったら前者だと僕は思います。
そもそも「所得」の再分配ということなら、所得税の範囲でやればいいことです。
というかもっと言えば、増税なんぞしなければ生じない問題です。それで解決できますね、この問題。
増税する前にやるべきことがある!と僕らは主張していますが、
もし今回増税されたら、我が党のアジェンダは「やるべきことをやって、さらに減税する!」にしてもいいんじゃないかと勝手に思っています。