増税するまえに(3) | 林宙紀のブログ

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今日のTVタックルで、消費税増税の逆進性をどうするか、の議論がありました。


具体的には、

「給付付き税額控除」がいいか、「軽減税率」がいいか、という話です。


それぞれおおまかにいうと、


○給付付き税額控除

→一定額より所得の少ない人に対し、所得税を減免。

さらに、所得が著しく低い人に対しては、現金給付をする。


(問題)

・所得を正確に把握するのが難しい。

・現金給付はただのバラマキではないか。


○軽減税率

→生活必需品は消費税を軽くする。

所得が少ない人は支出に占める必需品の割合が大きいので、低所得者対策になる。


(問題)

・「うちの業界・会社の商品は税を軽くしてくれ!」という陳情がたくさんきて、「じゃあ軽くしてあげるけど。。。わかってるよね?」ということで、利権構造が生まれやすい。



どっちも一長一短かもしれませんが、少なくとも前者は正確に納税額を把握できれば可能。

骨は折れますが、歳入庁を設置すれば大きな問題はない。


軽減税率は一見もっともですが、利権構造が生まれてしまう時点でダメ。


ということで、どっちがマシかと言ったら前者だと僕は思います。

そもそも「所得」の再分配ということなら、所得税の範囲でやればいいことです。



というかもっと言えば、増税なんぞしなければ生じない問題です。それで解決できますね、この問題。



増税する前にやるべきことがある!と僕らは主張していますが、

もし今回増税されたら、我が党のアジェンダは「やるべきことをやって、さらに減税する!」にしてもいいんじゃないかと勝手に思っています。