「麒麟がくる」と五行論 | 大阪府枚方市 はやし鍼灸整骨院ブログ

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枚方市楠葉、大通りから少し入った所にたたずむ小さな治療院です。

明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が始まりましたね。

 

初回の放送を終えて、巷で話題になっているのが登場人物が纏う色鮮やかな衣装です。

 

NHKの公式サイトによると、当時の武士が風水の要素を取り入れていたことに注目し、そこから発想を得て、主な武将の衣装の色に五行論の「五行相剋」を取り入れたのだそうです。

 

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五行論は東洋医学を理解する上で欠かすことのできない理論で、五臓(肝・心・脾・肺・腎)をはじめ全ての現象や物質を「木・火・土・金・水」の特性に合わせて五つに分類し、診断や治療に応用しています。
 
そしてその五つは「親和」と「反発」の関係に立って循環しており、親和する関係を「相生」、反発する関係を「相剋」と呼びます。
 
 
「相生」は上図の赤矢印を指します。
母子関係にも例えられ、例えば「金」の母は「土」となり、解釈としては「金(鉱物)は土の中から産出する」となります。
 
一方「相剋」は青矢印を指し、例えば「金」は「木」と相剋関係にあり、解釈としては「金属で作った器具で木が切られる」となります。
 
 
「麒麟がくる」では【織田信長が「土」(黄色)】、【木下藤吉郎が「金」(白色)】、【明智光秀が「木」(青色)】に配当されており、衣装の色だけではなく、相剋関係を元にしてその後の運命をも表現しているのです。
 
 
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先日、明智光秀が統治したことで知られる京都府亀岡市に行ってきました。
 
亀岡は地形が盆地で、晩秋から初春にかけて頻繁に深い霧がかかるそうで、その雲海を見ることができるという展望台へ行きました。
 
当日は残念ながら霧はかかっていませんでしたが、それがなくても山の上からの眺望は素晴らしかったです。
 
 
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450年程前、光秀も同じくこの景色を見たのでしょうか。

 

もしかすると、盆地全体を見渡せるこの場所に立ち、城の位置や城下町設計の構想を練ったのかもしれませんね。

 

大山崎や勝竜寺城など、樟葉近辺には光秀ゆかりの地が多くあるので、またの機会にゆっくり回りたいと思います。

 

 

 

はやし鍼灸整骨院(大阪府枚方市くずは)

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